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記者会見「非周期光制御構造体の創製-光のバンドギャップ形成とアンダーソン局在研究成果

記者会見「非周期光制御構造体の創製-光のバンドギャップ形成とアンダーソン局在

東京大学 生産技術研究所 記者会見開催のお知らせ

1.発表日時:平成22年10月13日(水) 10:30 ~ 12:00

2.発表場所:東京大学生産技術研究所
総合研究実験棟An棟3F大会議室(An301、302)
〒153-8505 目黒区駒場4-6-1 駒場リサーチキャンパス
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html

3.発表タイトル:
「非周期光制御構造体の創製-光のバンドギャップ形成とアンダーソ
ン局在」

4.発表者:
東京大学生産技術研究所 枝川 圭一(准教授)

5.発表概要:
  光のバンドギャップ(=3次元光閉じ込め効果)を示す「フォトニック結晶」は、種々の新奇な光制御素子の実現への期待から、現在盛んに研究されている。従来、光のバンドギャップ形成はフォトニック結晶の周期構造に由来して現れるものと信じられてきたが、2008年に我々は、その常識に反して大きな光のバンドギャップを示す非周期構造「フォトニック・アモルファス・ダイヤモンド(PAD)」を理論的に見出した。今回、これを世界で初めて実際に作製し(図1)、バンドギャップ形成を実証した(図2)。また、そのバンドギャップが従来のフォトニック結晶では実現不可能な、高い等方性をもつことを示した。さらにアンダーソン局在とよばれるランダム系特有の光局在現象が起こることを新たに見出した。これらの結果は、PADがフォトニック物質による光制御に新たな可能性を開くものであることを示している。最近、PADによく似た構造が、ある種のオウムの羽に見出され、鮮やかな青色の発色の原因となっていることが示されたことも併せて紹介する。


※詳細はリリース文書をご覧下さい。

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