PRESS RELEASES

印刷

ヒトiPS細胞から止血効果を持つ血小板の産生に成功研究成果

ヒトiPS細胞から止血効果を持つ血小板の産生に成功

ヒトiPS細胞から止血効果を持つ血小板の産生に成功

1.発表者:
高山直也(東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター 博士研究員)
江藤浩之(東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター、幹細胞バンク 特任准教授)

2.発表概要:
ヒト誘導型多能性幹(iPS)細胞は、体細胞に初期化因子を導入することで樹立され、試験管内での半永久的な自己複製能、体を構成する全ての組織へ分化する多分化能を獲得した細胞である。自己の体細胞から樹立可能であり、拒絶の受けない細胞療法のソースとして期待されている。ヒトiPS細胞を試験管内で数種の血液細胞増殖因子、栄養細胞と培養することで、血小板のもとになる巨核球(注3)及び血小板へと誘導することができた。誘導された血小板は、マウスの生体内の障害血管部位で血栓を形成することも確認でき、正常の止血効果があることが示された。ヒトiPS細胞は献血に代わる安定した血小板製剤の供給ソースとなることが期待される。

※詳細はリリース文書をご覧下さい

アクセス・キャンパスマップ
閉じる
柏キャンパス
閉じる
本郷キャンパス
閉じる
駒場キャンパス
閉じる