「Deans Forum on Engineering 2011」開催のお知らせ記者発表

平成22年12月17日
東京大学大学院工学系研究科

「Deans Forum on Engineering 2011」　開催のお知らせ

　我々は地球環境・気象変動、健康医療・バイオ革命、資源エネルギーの変革、加速する情報化社会、少子超高齢化社会など、多くの課題を抱えています。国際化とグローバル化の潮流を背景に、経済・社会や生活環境の変化が急速に進行しています。次の30年間はまさに大変革の時代となることは必至です。工学はこれまでの半世紀、国や地域の基礎を造り高度経済成長を支えてきました。次に工学が果たすべき役割は、来る未来社会の姿を描き、それを実現し、継続的に維持するための設計図を提示することにより、大改革の時代を牽引することです。そのためには、未来思考のもとに変革を描き、実行を主導し、それを支える人材の育成が必須です。そのためには、同様の課題をもつ成熟社会を擁する各国が、蓄積された膨大な知を連携し、資金や資源を共同して戦略的に集中投入していくことが求められています。

　そこで、世界の工学系トップ大学によるDeans Forumを、東京大学工学部・大学院工学系研究科にて開催します。東京大学工学系研究科長・北森武彦教授とIBM副社長T.C. Chen博士を共同議長とし、スイス連邦工科大学チューリッヒ校（ETH）、インペリアルカレッジロンドン（ICL）、ストックホルム王立工科大学（KTH）、マサチューセッツ工科大学（MIT）、カリフォルニア大学バークレー校（UCB）の工学系Deanまたは学長を東京大学に招聘します。そこで、各大学の課題や戦略について相互理解を深め、連携によって解決が期待できる課題を洗い出し、人材の育成に資する工学教育と工学研究、ならびにそれを支える組織の在り方について包括的に議論を行い、協調と連携の新しいかたちを探索します。つきましては、本件について広く周知願たく、記事掲載を是非お願いいたしたく、ご案内申し上げます。

日時：平成23年3月28日（月）午前　各大学からの講演（オープンセッション）
平成23年3月28日（月）午後～29日（火）午前　集中審議（クローズドセッション）

場所：東京大学本郷キャンパス内（東京都文京区本郷7－3－1）

タイトル：「Deans Forum on Engineering 2011」

問い合わせ先：東京大学　大学院工学系研究科　国際交流室　

※詳細は適時、以下のホームページにてご案内いたします。オープンセッションでは、本学教職員・学生の当日参加を予定しています。　http://www.t.u-tokyo.ac.jp/tpage/