記者会見「植物の病気を簡易・迅速・高感度・安価に診断する方法『選択培地設計システム(SMART法)』を開発-医療診断・食品衛生・検疫検査・環境浄化・医農薬開発に応用可能」研究成果

記者会見「植物の病気を簡易・迅速・高感度・安価に診断する方法『選択培地設計システム(SMART法)』を開発-医療診断・食品衛生・検疫検査・環境浄化・医農薬開発に応用可能」 |
植物の病気を簡易・迅速・高感度・安価に診断する方法
「選択培地設計システム(SMART法)」を開発-医療診断・食品衛生・検疫検査・環境浄化・医農薬開発に応用可能
1. 発表者:
川西剛史(東京大学 大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程)
難波成任(東京大学 大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 教授)
2.発表概要:
農業生産上、連作障害(注1)の原因となる土壌病害や、種子伝染性の病害を含む多くの病害が生産性向上や品質向上の障害となっているが、その効率的な診断法の統一的設計理論はこれまで無かった。我々は、これらの植物の病気を簡易・迅速・高感度・安価に診断する技術の設計システムを確立した。これにより開発された診断キットは、専門技術や特別な設備が無くとも使用でき、農家や家庭で一般の人が自ら診断できる。診断をサポートする分かりやすい「診断カード」とセットで使い、これまで1週間以上要していた診断が、最短1日で判定できる。この診断結果をもとに専門家に相談すれば、人手が減り手が回らず対応に困っている現場の専門家も、対処法を的確に助言でき、朗報となる。
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