PRESS RELEASES

印刷

エアバス世界航空環境技術アイデアコンテスト(Fly Your Idea: FYI)に東大から2チームが挑戦中記者発表

「エアバス世界航空環境技術アイデアコンテスト(Fly Your Idea: FYI)に東大から2チームが挑戦中」

平成23年5月12日

1.発表概要:
仏エアバス社が主催する航空環境技術世界学生コンテストにおいて、東大工学部の学生2チームが、アカデミックメンターとして中村裕子特任研究員(総括プロジェクト機構)のサポートを得て、それぞれ、乗客環境制御システム及び新機能航空塗装のアイデアで第2次選考に残っている。世界から300チーム以上が参加しているこのコンテストで、第2次選考には84チームが選ばれた。4月中旬に提出した5000ワードの英語論文と3分間のビデオから最終選考に選ばれるのはわずか5チーム(5月16日発表)。最終選考は6月下旬のパリ航空ショーで行われる。

2.発表内容:
隔年開催で今年第2回目を迎える、航空産業の発展と環境負荷の軽減を上手くバランスさせながら、自由な発想で航空の将来を提案するデザインコンテストエアバス社主催Fly Your Idea(FYI)コンテストに、この度東京大学の学生6名(工学部3年生4名、工学系研究科修士2年生1名、博士課程2年生1名)2チームが、第1 次予選を2011年1月に見事突破し、先月4月中旬には、震災の影響にも負けず、5000ワードの英語論文と3分間のビデオを提出し、5月16日の最終選考通知を待っている。第1次予選では世界各国から300チーム以上が参加し、第2次選考には84チームが選ばれた。第2 次選考を突破しトップ5チームに入選すると、来年6 月に開催されるパリ航空ショーに招待され、世界メディアの前での最終決戦となる。

「現在の航空機は充分な検討の上で完成・運用されているものであり、学生チームの思い付き一つで大きく変えていくのは難しい。だが、今回の提案を通して、『エコな飛行機』に何かしらの貢献ができたのであれば嬉しく思う。環境破壊ではなく、環境にやさしいシンボルとしての航空機を応援したい。」
「未知の分野の問題に対する解決策を考えるプロセスの中で、幅広い視点を持ちながら積極的に議論や行動することの大切さを学ぶことができた。今後もこのような機会があれば積極的にチャレンジしていきたい。」
と、学生たちは感想を述べている。

また、今回の挑戦では、学生たちは積極的に企業にコンタクトをし、以下の関係各社のアドバイスを得た。
- 株式会社ジャムコ 
- 株式会社島津製作所 
- 全日本空輸株式会社 
- 株式会社日本航空 
- 住友精密工業株式会社 
- ダイキン工業株式会社 
- ベストテック株式会社 
- 横浜ゴム株式会社 
- 住友スリーエム株式会社 
- 株式会社ユーグレナ

3.お問い合わせ先
東京大学工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授 鈴木真二

アクセス・キャンパスマップ
閉じる
柏キャンパス
閉じる
本郷キャンパス
閉じる
駒場キャンパス
閉じる