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超小型衛星「ほどよし1号」仕様決定と「地球撮像実験提案」公募のご案内記者発表

「超小型衛星『ほどよし1号』仕様決定と『地球撮像実験提案』公募のご案内」

平成23年8月1日

東京大学大学院工学系研究科
次世代宇宙システム技術研究組合
株式会社アクセルスペース


平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年4月よりスタートした最先端研究開発支援プログラム「日本発『ほどよし信頼性工学』を導入した超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築」のプロジェクトも、開始から1年が経ちました。本プロジェクトの目的は、東京大学大学院工学系研究科・中須賀真一教授が中心となって多くの大学研究者・企業の方々と連携することで、日本の強みである「超小型衛星」の技術力をさらに強化し、また大学・高専・企業がそれぞれの強みで参加できるオールジャパンの研究開発利用体制を構築することで、超小型衛星分野における日本の世界一の地位を確実なものとすることです。

本プロジェクトの最初の衛星として、「ほどよし1号」の開発を東京大学、次世代宇宙システム技術研究組合、株式会社アクセルスペースで進めていますが、今回その仕様が決定し、本格的な開発がスタートします。分解能(GSD)5mのマルチスペクトル(R,G,B,近赤外の4バンド)の光学センサーを搭載した重量60kg、60cm立方の衛星で、同サイズの衛星としては世界で最も地上分解能の高いリモートセンシング衛星になる予定です。打ち上げは2012年中に、海外のロケットを利用して行う計画です。

この衛星では、取得した地球観測データ(分解能5m、4バンドの地球の写真)を公開し、多くの研究機関や企業あるいは研究者に、そのデータを利用した実験を実施していただこうと考えています。その一環として、衛星がどのタイミングでどの地点の写真を撮るか(いわゆる「シャッター権」)に関しては、将来のビジネスにつながる魅力的な実験計画を提案していただいた組織に与えるべく、8月1日付で公募を実施することとなりました。本公募は、本プロジェクトにおいて「ほどよし1号」の利用開拓を担当している株式会社アクセルスペースを通じて行います。多くの機関からの応募をお待ちしております。

公募詳細
http://axelspace.com/~hodo1_demo/application_guideline_hodo1.pdf

問い合わせ先
東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 
教授 中須賀真一 (なかすか しんいち)

株式会社アクセルスペース
1号機利用実験係 (担当:野尻)

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