東京大学海洋アライアンス/日本財団共同記者会見開催のお知らせ「詳細な海底地形音響計測と水中ロボットの潜航による志津川湾海底調査による漁業復興の加速」記者発表

東京大学海洋アライアンス/日本財団共同記者会見開催のお知らせ |
平成23年10月13日
東京大学海洋アライアンス
1.発表日時:
平成23年10月13日(木)10:30~12:00
2.発表場所:
東京大学生産技術研究所
A棟3F大会議室(An301)
〒153-8505 目黒区駒場4-6-1 駒場リサーチキャンパス
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html(地図参照)
3.発表者:
東京大学海洋アライアンス 機構長 浦 環
(東京大学生産技術研究所海中工学国際研究センター 教授)
日本財団 常務理事 海野 光行
4. 発表概要:
東京大学海洋アライアンス(機構長:浦 環)と日本財団(会長:笹川陽平)は、共同事業「海の再生支援プロジェクト~水中ロボットによる被災地の海の再生力探査事業~」の一環として、全国漁業協同組合連合会、三井造船株式会社、株式会社東京久栄、株式会社東陽テクニカの協力を得て、津波で被災した宮城県志津川湾を、水中ロボット(遠隔操縦式のカメラロボ)を使って広域海底調査をおこないました。約9平方キロメートルの海底を、音響装置サイドスキャンソナーを用いて面的に計測し、詳細な海底音響画像を取得し、それにもとづいて、大型の残骸があると考えられる地点約60カ所に水中ロボットを潜航させ、残骸が何であるかを確認しました。この調査に基づき、海底の残骸を引き上げ、残骸のない海域に新たに養殖漁業施設を設置する事などにより、志津川湾の漁業の復興が加速されます。
記者会見では、調査の内容、広域海底音響画像、ロボットが撮影した海底の残骸のビデオなどを示し、養殖漁業施設の設置に向けた戦略を提示します。また、記者会見に、宮城県漁協志津川支所から代表者をお招きし、調査がもたらす効果と復興についてのコメントをいただく予定です。
また、5月よりおこなってきた、東北地方約10カ所の湾等の海底調査の結果も併せて紹介し、各地の震災後の海底の様子を提示します。
5.問い合わせ先:
浦 環(東京大学海洋アライアンス 機構長)
荻上健太郎(日本財団海洋グループ)
6.記者会見当日配布予定資料:
・志津川海底の音響画像(海底の瓦礫の分布状況が一目でわかる)
・志津川海底のビデオ映像(瓦礫の内容が映像でわかる)
7.記者会見当日展示資料
・使用したロボット