PRESS RELEASES

印刷

「海の利用、保護、管理のあり方を考えるワークショップ in 竹富町」開催のお知らせ記者発表

「海の利用、保護、管理のあり方を考えるワークショップ in 竹富町」開催のお知らせ

平成23年10月31日

東京大学海洋アライアンス

東京大学海洋アライアンスは、イニシアチブ事業「島嶼における海洋保護区のあり方と意義」の一環として、来る11月12日(土)、沖縄県竹富町の西表島において、「海の利用、保護、管理のあり方を考えるワークショップ in 竹富町、~ダイビングもできて魚も獲れる海洋保護区って?~」を開催いたします。

本ワークショップは、貴重な自然が残されている我が国の離島、その海洋環境を未来に引き継いてゆくために、必要かつ適切な海洋自然の保護と利活用の在り方と意義について、関係する産・学・官それに地域の方々と共に考えることを目的としております。

開催地である沖縄県竹富町は、我が国最南端の有人島である波照間島および貴重な亜熱帯の生態系が保護されている西表島をはじめ、16の島々と9つの有人島で構成される島嶼型海洋自治体です。本年3月には、自治体では初めての海洋基本法に基づく「竹富町海洋基本計画」を策定し、町と町民が自ら率先して海洋環境の保護など様々な施策を精力的に行っております。

竹富町の海をケース・スタディとして考える本ワークショップの成果は、我が国の離島が我が国の広大な排他的経済水域(EEZ)を支えている存在にありながら、離島ゆえに抱えている様々な課題の解決と、目指してゆく未来の姿を描く上でも一助になるものと考えております。

本ワークショップは、東京大学海洋アライアンスと竹富町が共催し、海洋政策研究財団のご後援(予定)を得て行うものです。つきましては、ぜひ記事掲載及び取材等をお願いいたしたく、ご案内申し上げます。


東京大学海洋アライアンス・竹富町共催、海洋政策研究財団後援 ワークショップ
「海の利用、保護、管理のあり方を考えるワークショップ in 竹富町」
― ダイビングもできて魚も獲れる海洋保護区って? ―

日時:2011年11月12日(土)第1部:9:00~13:05、第2部:13:30~16:00
場所:沖縄県八重山郡竹富町西表島大原 竹富町離島振興総合センターなど
参加費:無料
定員:なし(会場等の都合で締め切りさせていただく場合もあります。)
申込および問い合わせ先:東京大学アジア生物資源環境研究センター 担当:増田貴子
TEL:03-5841-1309、住所:〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
情報サイト:東京大学海洋アライアンスホームページ http://www.oa.u-tokyo.ac.jp/


本ワークショップは、下記プログラムのように2部構成になっております。
第1部では、竹富町の海に関係する各種事業者、行政関係者、学識経験者、および地域住民の方々が参加して、竹富町の海の利用・保護・管理のあり方について話し合います。
第2部では、海鳥の繁殖地として国の天然記念物にも指定されている無人島の仲御神島および我が国最大のサンゴ礁である石西礁湖を巡りながら、皆様と共に海のあり方を話し合うクルーズツアーを行います。
また、関連する活動として、前日の11月11日(金)14:20~約1時間、海の環境をテーマとした出前授業を竹富町立大原中学校で開催します。

*1:
第2部のクルーズツアーは、当日の天候の状況によって、中止あるいはルートを変更する場合があります。
  また、ツアーの参加者は、使用船舶の定員の関係で、ワークショップでのご講演者、パネリスト、および関係者等を優先させて頂く場合があります。ご希望の方は、前記、申込および問い合わせ先の東京大学・増田までご連絡願います。
*2:
  前日、竹富町立大原中学校で開催する出前授業は、対象者を中学校生徒、地域住民、父兄としております。マスコミ関係者以外の一般の方はご遠慮願います。

会場案内:
名称:竹富町離島振興総合センター
会場問い合わせ先:竹富町企画財政課 担当:小濵


<プログラム>

第1部 9:00~13:05 「海の利用、保護、管理のあり方を考えるワークショップ in 竹富町」
― ダイビングもできて魚も獲れる海洋保護区って? ―

司会進行:竹富町企画財政課 勝連松一課長

1.開会あいさつ:竹富町 富本 傳 副町長
2.東京大学海洋アライアンスイニチアチブ事業の紹介:東京大学 福代 康夫 教授
3.竹富町海洋基本計画と海洋保護区の意義:東海大学 山田 吉彦 教授
 (竹富町海洋基本計画策定委員会 委員長)
4.海洋自治体における沿岸域総合管理―未来の海の姿―:海洋政策研究財団 脇田 和美 研究員
5.海洋保護区の紹介「そうなんだ!?海洋保護区」:東京大学 八木 信行 准教授
6.八重山圏域における国、自治体による海の利用、保護、管理・安全の取り組みの紹介
  (1)水産庁西海区水産研究所石垣支所 町口 裕二 支所長
  (2)環境省那覇自然環境事務所石垣自然保護官事務所 千田 智基 自然保護官
  (3)内閣府沖縄総合事務局石垣港港湾事務所 林 健太郎 所長
  (4)第十一管区海上保安部石垣海上保安部 葛西 正記 部長
  (5)沖縄県水産業改良普及センター 鹿熊 信一郎 主幹
  (6)竹富町自然環境課 白保 隆男 課長
7.パネルディスカッション ―竹富の人々が望む海洋保護区のあり方とは?―
ファシリテーター:東京大学 黒倉 壽 教授
パネリスト:
  (1)上記、八重山圏域における取り組み紹介者-6名
  (2)内閣官房総合海洋政策本部事務局 川村 始 参事官
  (3)竹富町の海の利用者
   八重山漁業協同組合 上原 亀一 組合長
   竹富町ダイビング組合 阿部 真 組合長
   西表島カヌー組合 亀井 英俊 組合長
   海運事業者代表者
  (4)環境保全専門家
   東海大学沖縄地域研究センター 河野 裕美 准教授
   WWFサンゴ礁保護研究センター 上村 真仁 センター長
   東京大学共同研究員 吉田 勝美 研究員
  
第2部 13:30~16:00 「クルーズツアー:絶海の孤島と生活する海」
― 竹富の海を感じ未来を話す ―

司会進行:竹富町企画財政課 勝連課長

1.仲御神島(海鳥の繁殖地、天然記念物)、石西礁湖(日本最大のサンゴ礁)めぐりと自由討論
2.全体総括および閉会のあいさつ:東京大学 福代 康夫 教授

アクセス・キャンパスマップ
閉じる
柏キャンパス
閉じる
本郷キャンパス
閉じる
駒場キャンパス
閉じる