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USBメモリの紛失と回収について記者発表

USBメモリの紛失と回収について

平成24年9月26日
東京大学大気海洋研究所

 本研究所の教員が使用していたUSBメモリ1個(筆入れに収納)を紛失したことが判明しましたので、ご報告いたします。このような事態が発生し関係の皆様には多大なご迷惑をおかけすることになりましたことを、深くお詫び申し上げます。

 1.平成24年7月19日(木)に、本研究所の教員から、個人情報の入っているUSBメモリを紛失したとの報告があった。同教員からの報告では、7月10日(火)の帰宅時に紛失し、以後捜索を行っていたが、発見に至らなかった。
 2.紛失したUSBメモリには、以下の個人情報と本学大学院入試に関するデータが入っていたことが確認された。なお、本USBメモリは、同教員の個人用として使用していたもので、パスワードがかけられるタイプではなかった。

  「個人情報に関するもの」
   ・本研究所教員採用人事に係る略歴書
   ・口座振込書
   ・シンポジウムの参加者名簿等(氏名、住所、電話番号、email等)
   ・日本学術振興会等への申請書

  「入試に関するもの」
   ・平成25年度大学院入試問題の草稿
   ・平成17~24年度分(平成19、22年度除く)の大学院入学試験得点一覧表(氏名を含む)

 3.報告後も引き続き捜索を行っていたところ、7月10日(火)に秋葉原駅員が車内で拾得し、その後、浅草警察署に遺失物として保管されていたことが判明したので、7月23日(月)に同署から、同教員がUSBメモリを収納した筆入れを受け取った。

 4.現時点では、本USBメモリの紛失による当該個人情報の不正使用や第3者への被害などの事実については、確認されていない。

 5.本USBメモリに収められた平成25年度大学院の入試問題の草稿についてはこれを破棄し、当該大学院において、新たな問題の作成を行い入試問題とした。

 6.本研究所では、再発を防止するために、所内の情報セキュリティ委員会で再発防止策を検討し、所内の全教職員に対し、以下の内容を周知すると共に注意喚起を行った。
   ・個人情報の入ったファイル自体に、パスワードを設定すること。
   ・USBメモリ等にデータを記憶する際には、パスワード等のセキュリティ機能があるものを使用すること。
   ・USBメモリ等は原則として所外に持ち出さないこと。
   ・USBメモリ等は、施錠可能な引出し等に保管すること。


本学において、このような事態が起こったことにより、関係者の皆さまにはご心配とご迷惑をおかけして深くお詫び申し上げます。
再びこのような事態が起こらぬよう、本学教職員に対して、個人情報等の適切な取り扱いについて周知徹底するなど、必要な対策を講じて、再発防止に取り組む所存であります。

東京大学理事・副学長(情報セキュリティ担当)
武藤 芳照

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