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障がい児の学習・生活支援のための携帯情報端末活用事例集を発行 ~「魔法のじゅうたんプロジェクト」協力校での活用事例をまとめ、効果的な学習を支援~記者発表

障がい児の学習・生活支援のための携帯情報端末活用事例集を発行
~「魔法のじゅうたんプロジェクト」協力校での活用事例をまとめ、効果的な学習を支援~

平成25年5月9日

東京大学先端科学技術研究センター
ソフトバンクモバイル株式会社
株式会社エデュアス

東京大学先端科学技術研究センター(所在地:東京都目黒区、所長:西村 幸夫)とソフトバンクモバイル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:孫 正義)、ソフトバンクグループで教育事業を担う株式会社エデュアス(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 宏明)は、2012年4月より1年間実施した、障がい児(※1)の学習・生活支援を行う事例研究「魔法のじゅうたんプロジェクト」(※2)の成果をまとめた「障がいのある子どもたちのための携帯情報端末を利用した学習支援マニュアル」を作成しました。今後、セミナーやワークショップなどの啓発活動において本マニュアルを配布し、障がいのある子どもたちの保護者や教育関係の方々などを対象に、携帯情報端末の具体的な活用事例やその効果を紹介する予定です。

■「障がいのある子どもたちのための携帯情報端末を利用した学習支援マニュアル」について
1.概要
携帯情報端末が、障がいのある子どもたちの学校での学習や生活の場での活動をどのように支援できるのか、協力校が「魔法のじゅうたんプロジェクト」を通じて取り組んだ活用事例をまとめています。また、障がいの種別ごとに役に立つ機能とその活用方法を分かりやすくまとめたマトリックス形式の一覧表も掲載しています。

2.マニュアル入手方法
以下のURLより、アンケートにお答えいただくと、マニュアルをダウンロードしていただけます。

「障がいのある子どもたちのための携帯情報端末を利用した学習支援マニュアル」
http://maho-prj.org/?p=422

3.紹介事例
本マニュアルで紹介している、障がいに合わせた携帯情報端末の活用事例は以下のとおりです。そのほかの事例については、マニュアルをダウンロードし、ご覧いただけます。

<屋外や街に持ち出して使った事例>
気管切開で発声する事ができない子どもが、携帯情報端末のコミュニケーションアプリケーションを活用することで、意思表示も自らできるようになり、これまで母親の付き添いが必要だった外出も一人でできるようになりました。

<学校内で使った事例>
学習障がいおよび注意欠陥・多動性障がいを合併する子どもは、集団での活動および読み書きが苦手でしたが、音声で日記のつけられるアプリケーションを活用することで、集団行動のスケジュール管理など自身の記憶補助ができるようになり、集団の中でも自立した行動が取れるようになりました。

東京大学先端科学技術研究センター、ソフトバンクモバイルおよびエデュアスは、今後も携帯電話やタブレット端末をはじめとした携帯情報端末の活用により、障がい児の社会参加の機会促進を目指していきます。


※1 認知やコミュニケーションに困難のある障がい児、自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体障がい、聴覚障がいを含みます。
※2 「魔法のじゅうたんプロジェクト」の開始については、2012年1月20日にソフトバンクグループからプレスリリースを実施しております。

●SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
●その他、本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。


【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
ソフトバンクモバイル株式会社 広報部
株式会社エデュアス 事業推進部
東京大学先端科学技術研究センター 人間支援工学分野 教授 中邑 賢龍(なかむら けんりゅう)

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