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「人工衛星データに基づく太陽エネルギー利用に関するコンソーシアム」の発足準備会合のお知らせ研究成果

「人工衛星データに基づく太陽エネルギー利用に関するコンソーシアム」
の発足準備会合のお知らせ

平成25年6月28日

 東京大学大気海洋研究所

このたび東京大学大気海洋研究所では、「人工衛星データに基づく太陽エネルギー利用に関するコンソーシアム」の発足にあたり、その準備会合と説明会を開催致します。つきましては、本件について記事掲載およびイベント当日の取材等をぜひお願いいたしたく、ご案内申し上げます。

1.日時・場所: 2013年7月2日(火)東京大学本郷キャンパス小柴ホール
(会場地図:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_25_j.html
  14:00~15:00:概要説明会
  15:00~16:30:コンソーシアム発足に関する準備会合
  16:30~17:30:名刺交換会

2.主催者: 中島映至(東京大学大気海洋研究所 教授)・竹中栄晶(東京大学大気海洋研究所 特任研究員)・中島 孝(東海大学情報理工学部 教授)・高村民雄(千葉大学環境リモートセンシング研究センター 教授)

3.イベント概要:
  東日本大震災以降、再生可能エネルギーへの関心は高く、特に太陽光発電・太陽熱利用など地球に降り注ぐ太陽エネルギーの利用については、急速に技術開発が進行している重要な時期にあります。しかしながら、それらを支える高精度な日射量の面的分布データが存在しません。特に日射量は時空間的に大きく変動するため、面的な日射量情報を出来るだけ短い時間分解能で得ることが重要です。このために、人工衛星データと太陽放射の伝達理論を組み合わせた解析手法が早くから提案されてきましたが、放射伝達に多くの時間がかかるために、実利用に耐えられる高速アルゴリズムはこれまで存在しませんでした。
このほど、東京大学、東海大学、千葉大学の研究グループでは、長年開発してきた放射伝達理論に基づく日射量の推定手法を衛星観測データに適用することによって、様々な問題に対応できる複雑な物理モデルの処理を含み、なおかつ高速に作動するソルバー(与えられた条件を満たす変数の値を求める機能)の開発に成功しました。これにより「ひまわり」等の世界の静止衛星観測に合わせた準リアルタイム解析が可能となりました。
今回、この成果を広く社会に還元するための取り組みとしての企業コンソーシアムの立ち上げに向け、コンソーシアムの概要説明と参加希望研究グループ・企業の意見交換を目的としたコンソーシアム発足準備会合を開催致します。

5.説明会にはどなたでも参加できます。
   準備会合は、プレス以外の方は、下記問い合わせ先にて参加登録をお願いします。

6.問い合わせ先: 東京大学大気海洋研究所 気候システム研究系
           特任研究員 竹中栄晶(たけなか ひであき)

7.関連資料:   http://gli.cr.chiba-u.ac.jp/cons/sample.pdf

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