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記者会見「最先端共同HPC基盤施設発足 ―筑波大学と東京大学によるスーパーコンピュータ共同開発、共同運営・管理」記者発表

記者会見
「最先端共同HPC基盤施設発足
―筑波大学と東京大学によるスーパーコンピュータ共同開発、共同運営・管理」

平成25年7月22日

 国立大学法人 東京大学情報基盤センター
国立大学法人 筑波大学計算科学研究センター

1.会見日時: 平成25年7月22日(月) 14:00~15:00

2.会見場所: 東京大学情報基盤センター4階遠隔会議室/筑波大学計算科学研究センターワークショップ室(テレビ会議)

3.出席者: 
佐藤 三久(筑波大学システム情報系 教授、最先端共同HPC基盤施設長)
石川 裕(東京大学大学院情報理工学系研究科 教授、情報基盤センター長、
最先端共同HPC基盤副施設長)
梅村 雅之(筑波大学数理物質系 教授、計算科学研究センター長)

4.発表概要:
筑波大学計算科学研究センター、東京大学情報基盤センターは、両機関の次期スーパーコンピュータシステムを設計し共同運営・管理するための組織として「最先端共同HPC基盤施設」(HPCとはHigh Performance Computingの略)を設置するための協定を平成25年3月に締結し、7月16日(火)よりシステム設計を含む施設の活動を開始しました。

5.発表内容:
平成25年3月、国立大学法人筑波大学と国立大学法人東京大学は、「計算科学・工学及びその推進のための計算機科学・工学の発展に資するための連携・協力推進に関する協定」を締結しました。本協定の下に、筑波大学計算科学研究センターと東京大学情報基盤センターは、「最先端共同HPC 基盤施設(JCAHPC:Joint Center for Advanced High Performance Computing)」を設置しました。最先端共同HPC 基盤施設は、東京大学柏キャンパスの東京大学情報基盤センター内に両機関の教職員が中心となり設計するスーパーコンピュータシステムを設置し、最先端の大規模高性能計算基盤を構築・運営するための組織です。本施設を連携・協力して運営することにより、最先端の計算科学を推進し、我が国の学術及び科学技術の振興に寄与していきます。

各機関のスーパーコンピュータシステムは、通常はそれぞれのユーザに対するサービスを提供しますが、ある一定期間、2つのシステム全体を使った大規模計算を実施します。それにより、各機関が単独でスーパーコンピュータシステムを保有している場合よりも大規模な計算が可能となります。このような施設を作り、スーパーコンピュータを共同運営・管理するのは国内初めての試みです。

スーパーコンピュータシステムの設計では、既存のスーパーコンピュータ製品にとらわれず、先端技術をタイムリーに取り込んだスーパーコンピュータを設計し、システムソフトウェアの核となる技術である、OS、プログラミング言語、数値計算ライブラリなどを他の組織とも連携しながら研究開発していきます。

7月16日(火)は政府調達の官報公告公示日であり、設計中のシステムの実現性を調査するために基本要求仕様を策定し企業からの意見を集める手続き(資料招請)を開始しました。記者会見日の7月22日(月)には導入説明会を行います。本システムは、平成27年4月以降に設置、運営・管理する予定です。

なお、平成25年7月24日(水)午後1時30分より、東京大学柏キャンパス図書館メディアホールにおいて「最先端共同HPC基盤施設発足記念シンポジウム」を開催し、本施設の概要および取り組みを紹介します。

6.問い合わせ先:
東京大学情報システム部 情報戦略課総務チーム(情報基盤センター事務担当)
筑波大学計算科学研究センター 広報室

筑波大学計算科学研究センター見学会のご案内
日時:平成25年7月22日(月)記者会見終了後~16:00
場所:ワークショップ室/計算機室
※本見学会は希望者のみです。事前のご連絡等は必要ございません。

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