PRESS RELEASES

印刷

平成26年度東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程入学試験 専門科目における出題ミスについて記者発表

平成26年度東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程入学試験 専門科目における出題ミスについて

東 京 大 学

 このたび,平成26年度の工学系研究科建築学専攻修士課程入学試験の専門科目「専門課題I」の問題の一部に出題ミスがあることが判明いたしました。出題ミスが確認された経緯,出題の誤り及び本学の対応は次のとおりです。
 なお,入学試験合否判定においては,不利益を被る受験者がないよう措置します。


1.出題ミスの内容
平成25年8月27日(火)に実施した工学系研究科建築学専攻の修士課程入学試験における筆記試験(第2日目)での,修士課程(一般選抜)における専門科目「専門課題I」で出題した問題2(全30問)の小問21) が,正答が「×」(不適当)だけではなく「○」(適当)ともとれる内容になっていた。

 21) 床面からの放射暖房を用いると,居室の上下方向の温度差は大きくなる。


2.出題ミスの発見の経緯
修士課程の募集人員は32名,志願者は198名(外国籍および特別選考を含む),当該科目の受験者は146名で,第2問は全員必答であった。
試験実施直後に行われた採点作業時中の8月27日午後2時頃,採点者(出題者)が,改めて当該小問を検討し,建築学専攻専門課題Iの問題作成委員会主査との協議により,試験問題としては不適切と判断した。


3.採点方法及び受験者への周知について
小問21)について,「○」(適当),「×」(不適当)の解答,また解答が未記入の場合も,すべて正答として採点した。
当該専攻の筆記試験受験者全員に,このミスと対応について記述した通知文書を9月2日(月)に速達で郵送した。


4.出題ミスの起こった原因とチェック体制について
当該問題については,各問題の出題委員が問題案を作成後,複数の教員によって,試験実施前の複数回の問題点検及び当日の試験時間前に試答を行っていたが,出題ミスの発見に至らなかった。


5.今後の対応
今後,入学試験問題の出題に当たっては,このようなことがないよう,各担当教員に厳しく周知徹底し,再発防止に努めたい。


〈問題文の抜粋〉

【問題2】
 以下の01)~30)の記述について,その内容が適当と思われる場合には○を,不適当と思われる場合は×印を解答欄に記入せよ。分からない場合には無記入のままにせよ。なお,解答が○印または×印の場合,正解のときには加点,不正解のときには減点とし,解答が無記入の場合には,加点も減点も行わない。また,合計点が負数になった場合には,この【問題2】の得点は0点とする。

    21) 床面からの放射暖房を用いると,居室の上下方向の温度差は大きくなる。


アクセス・キャンパスマップ
閉じる
柏キャンパス
閉じる
本郷キャンパス
閉じる
駒場キャンパス
閉じる