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記者会見「東京大学の工学知の教授方針を示す『東京大学工学教程』 一般刊行開始」記者発表

記者会見
「東京大学の工学知の教授方針を示す『東京大学工学教程』 一般刊行開始」

2013年10月4日

東京大学大学院工学系研究科

東京大学工学部・大学院工学系研究科は、学生が本学において学ぶべき工学知の教授方針を示す教科書「東京大学工学教程」を2011年度より編纂してまいりました。このたび、同書の29分野全171巻が10月より順次一般刊行されることから、報道関係の方々に向けた記者会見を下記の通り行います。本記者会見では、関村 直人 国際工学教育推進機構長、北森武彦 前 大学院工学系研究科長(現 東京大学副学長)、吉村 忍 工学教程編纂委員会幹事(以上3名とも大学院工学系研究 教授)が、その意義や全容、これまでの学内外における反応などをご紹介します。

発表内容:
東京大学工学部・大学院工学系研究科において教育する工学はいかにあるべきか。1886 年に開学した本学工学部・工学系研究科が改めて自問し自答すべき問いです。西洋文明の導入に端を発し、諸外国の先端技術追奪の一世紀を経て、世界の工学研究教育機関の頂点の一つに立った今、伝統を踏まえて、あらためて確固たる基礎を築くことこそ、創造を支える教育の使命であると考えます。国内のみならず世界から集う最優秀な学生に対して教授すべき工学、すなわち、学生が本学で学ぶべき工学を開示することは、本学工学部・工学系研究科の責務であるとともに、社会と時代の要請でもあります。
そこで、現代の工学を取り巻く状況を踏まえ、工学の基礎基盤を整え、科学技術先進国のトップの工学部・工学系研究科として学生が学び、かつ教員が教授するための指標を確固たるものとすることを目的として、時代に左右されない工学基礎知識を体系的にまとめた教科書「東京大学工学教程」の編纂作業を2011年度より進めてきました。2012年3月に学内限定の試行版を作成し、学内での試用を重ねてきたところですが、本取り組みに対する社会からの強い要望を踏まえ、この10月に書店より一般販売を開始することとなりました。本記者会見では、本教程刊行の意義、29分野全171巻の全容、これまでの学内外からの反響などについて報告させていただきます。

ご多用中恐縮ですが、万障お繰り合わせの上、ご出席下さいますようご案内申し上げます。
尚、ご出席いただける場合は、前日までにご連絡頂けますと幸甚です。

1. 日時・場所
平成25年10月4日(金)
17:30~18:30  本郷キャンパス 工学部列品館2階中会議室
(受付開始:17:00)

2. 出席予定者
関村 直人 国際工学教育推進機構長 (大学院工学系研究科 教授)
北森 武彦 前 大学院工学系研究科長(大学院工学系研究科 教授、東京大学副学長)
吉村 忍  工学教程編纂委員会幹事 (大学院工学系研究科 教授)

3. 問い合わせ先・出席ご連絡先
東京大学大学院工学系研究科 広報室長(教授)  佐久間一郎

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