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東北海洋生態系調査研究船「新青丸」の披露式について記者発表

東北海洋生態系調査研究船「新青丸」の披露式について

2013年10月8日

独立行政法人海洋研究開発機構
東京大学大気海洋研究所

東北海洋生態系調査研究船「新青丸」は東日本大震災の影響で激変した海洋環境を調査し、東北沖の漁場復興に貢献するために建造された世界最新鋭の設備・機能を有する調査研究船です。本船は、6月30日に建造造船所から引き渡され、搭載された調査観測機器の試験・調整のための航海を行ってまいりました。この度、東京港晴海埠頭において報道関係者ならびに一般の方への船内公開を下記により行いますので、御案内申し上げます。

1.日 時:
(1)報道関係者等への船内公開
平成25年10月18日(金)10:00 ~ 12:00
(2)一般の方への船内公開
平成25年10月19日(土)10:00 ~ 16:00

※ (1)の時間帯は船内を自由にご覧いただけます。
※ (2)については混雑が予想されるため、岸壁での取材に限らせていただきます(船内取材は不可)。
※ 荒天時は内容を一部変更する場合があります。

2.場 所:東京港晴海埠頭Jバース(別紙1)

3.取材申込:取材申込書(別紙2)により10月15日(火)17時までに
        お申し込みください。

4.今後の予定
「新青丸」は、共同利用・共同研究拠点である東京大学大気海洋研究所が公募により策定した研究計画に基づいて、「新青丸」の所有者である海洋研究開発機構が運航を行います。
10月から11月にかけて、船舶の搭載機器、可搬型機器等について、安全性を含めた慣熟訓練を主とした航海(公募外)を、その後、研究航海(公募)を実施する予定です。

5.お問い合わせ先:
海洋研究開発機構 広報部 報道課 菊地一成、奥津光、宇野真規子
(共同利用・共同研究拠点に関すること等については下記まで)
東京大学大気海洋研究所 広報室  佐伯かおる

以上


【別添1】

【東北海洋生態系調査研究船「新青丸」】

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・主要目
(1) 全長 : 66.0m
(2) 船幅 : 13.0m
(3) 国際総トン数 : 1,629トン
(4) 最大速力 : 13.2ノット
(5) 最大航海日数 : 20日
(6) 定員(船員/その他): 41名(26名/15名)
(7) 推進器 : アジマス推進器2基
(8) 特殊操船装置 : 自動定点保持装置(DPS)

「新青丸」は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の津波・地震の影響により、海洋環境が激変した東北沖の調査研究に必要な、学術研究船「淡青丸」の後継船として建造された、世界最新鋭の設備・機能を有した調査研究船です。アジマス推進器(水平方向に360度回転可能な推進装置)や自動定点保持装置をはじめ、多種多様な調査・観測機器を装備しており、東北沿岸・近海域において、海洋環境観測、海底地形調査、海洋気象観測などの総合的な調査観測を、効率的かつ効果的に行うことができます。
文部科学省が実施している「東北マリンサイエンス拠点形成事業」では、東北大学、海洋研究開発機構、東京大学大気海洋研究所を中心とした国内の多くの大学等研究機関がネットワークを構成して海洋生態系の調査研究を推進し、これまで大学等に蓄積された科学的知見も有効に活用し、沿岸漁業の復興支援を目指しています。「新青丸」は、このような取組にも力を発揮するものと期待されています。

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