ネズミの脳で絵を描くことに成功 脳とAIを接続することで実現 研究成果
東京大学大学院薬学系研究科の山城皓太郎大学院生と池谷裕二教授らの研究グループは、ネズミの大脳皮質から記録された脳波から画像を生成するシステムを開発しました。生成AIの一種である潜在拡散モデルを活用したこのシステムは、ネズミの脳波の変化に応じて途切れなく滑らかに移行する連続画像を生成します。この技術は、脳活動だけでなく、多様な生体信号や自然現象の時系列データにも適用でき、芸術の創作手法に新たな道を開き、科学と芸術の融合に寄与することが期待されます。
論文情報
Kotaro Yamashiro, Nobuyoshi Matsumoto, Yuji Ikegaya*, "Diffusion model-based image generation from rat brain activity," PLOS ONE: 2024年9月6日, doi:10.1371/journal.pone.0309709.
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