東京大学 学部生の皆さん、こんにちは。今年度より国際総合力認定を担当することになった、大学院総合文化研究科・教養学部 附属国際交流センター グローバリゼーションオフィス 特任助教の下山田翔です。
コロナウイルスの感染拡大により、学生のみなさんは自宅でオンライン授業を受講する日々が続いています。外出自粛が要請され、友人と会うことも難しく、ストレスを感じている人もいるかもしれません。新入生の中には、思い描いていた大学生活との違いに不安を感じている人もいるでしょう。
みなさんだけではなく、世界中の多くの人が、先行き不透明な現状にストレスを感じています。イギリスにいる私の友人は、出張先のフランスから帰国したものの、ロンドンから自宅のあるエディンバラ(スコットランドの首都)に帰れないと言っていました。また、台湾に住むムスリムの友人は、シリアにいるパートナーと次にいつ会えるかわからないことを不安に感じています。
自分だけじゃない。
今の状況に対するストレスを感じたときは、世界中の人と同じ気持ちを分かち合っていることを想像してみてください。世界中が困難な状況にあるときに、国境や文化の壁を超えて、同じ感情を共有することも、グローバリゼーションの重要な側面かもしれませんね。
勉強の合間にこのエッセイを読んで、少しでも気分転換していただけたなら幸いです。みなさんとキャンパスで会えるのを楽しみにしています。