国際総合力認定制度に登録する際に提出してもらうGo Global Statementで、「在学中にすべきこと」として頻繁に書かれていることは、語学力、特に英語力の向上です。皆さんの中には、夏季休暇を利用して語学留学を計画していたものの、COVID-19の影響を受けて諦めた人がいるかもしれません。そこで今回は、オンラインでできる、英語やその他の言語の学習について紹介します。
東京大学では、国際総合力認定制度に登録している学生の中から200名を対象に、民間企業によって提供されるオンライン英会話の受講料を全額負担します。レッスンでは、トレーニングを修了した講師と一対一で、レベルに合わせた英会話の練習ができます。募集は7月中旬から開始する予定ですので、興味のある方は国際総合力認定制度のホームページをチェックしてください。
もし、新しい表現や文法事項の学習に重点を置くなら、MOOCの受講をおすすめします。MOOCとは、Massive Open Online Courseの略称で、世界中の大学が無料で提供するオンライン講座を指します。例えば、MOOCのプラットフォームとして知られるedX（https://www.edx.org/）では、79の語学コースが開講されており、さまざまな言語を学ぶことができます。edXのほかにも、語学のコースを開講するMOOCのプラットフォームはあります（下図参照）。
| Platforms | Links |
| Coursera | https://www.coursera.org/ |
| Futurelearn | https://www.futurelearn.com/ |
| iversity | https://iversity.org/ |
| xuetangX | https://next.xuetangx.com/ |
将来、研究者として働くことに関心を抱いている方には、東京大学が提供するオンライン講座『UTokyo English Academia（https://utokyo-ea.com/）』がおすすめです。研究室でのディスカッション・学会発表・教室でのティーチングなどで必要な英語表現や、アカデミックコミュニケーションの基礎知識について、イラストや動画を見ながら学習することができます。修了証の取得を含め、すべて無料で学習できますので、是非活用してみてください。
海外に行くことができなくても、語学力、ひいては国際総合力を培うことはできます。オンライン学習の選択肢は広く、語学以外のコースもたくさん見つけられるでしょう。上では無料の講座を紹介しましたが、受講料を払ってより質の高い指導をインストラクターから受けることも可能です。いつか来る海外経験の準備として、この夏はオンラインで語学力を伸ばしてみてはいかがですか。