第六回東京大学―北京大学フォーラム（2020年1月4-5日）

東京大学―北京大学戦略的パートナーシップ・プログラムの一環として、2020 年1月4-5日、北京大学にて「第六回東京大学―北京大学フォーラム」が開催されました。
 
「The Growing US-China Conflict and East Asia」を主テーマに、分科会では「The US-China Relationship, Global Order, and East Asia」「Technology and Innovations in China, the US, and East Asia」について議論が行われました。本校からは法学政治学研究科、公共政策大学院、工学系研究科、未来ビジョンセンターなどに所属する11名の教授と大学院生が参加しました。
科学技術の発展と政治化が人類社会に大きな変革と不確実性をもたらしている中で、学際的な議論を促進すると同時に、日中両国による継続的な研究・教育交流の重要性が再確認されました。
最後の大学院生セッションでも、米中対立を国内政治との関係で検討するものや、国際政治の一般的分析枠組みを問い直すもの、海外援助における日中協力の歴史に関する分析など、両校の学生による多様な発表に対し、積極的な質疑応答が行われ、研究の進展に有益な示唆が与えられました。
 
東京大学と北京大学間では、2015年に戦略的パートナーシップ協定を締結して以来、東京大学と北京大学とが交互に「東京大学―北京大学フォーラム」を主催してきました。来年度は東京にて第七回東京大学―北京大学フォーラムが開催される予定です。