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ヒューマノイドAlter3がヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展に参加

掲載日:2025年7月23日

本学、大学院総合文化研究科広域科学専攻・池上高志教授は、ブリュッセル自由大学(VUB)名誉教授 Luc Steels 氏と共同で、ヒューマノイド・ロボット Alter 3 を用いたインスタレーション《Am I a Strange Loop?》を 「第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(Venice Biennale of Architecture 2025)」 に出品しました。2025 年 5 月 10 日(土)~11 月 23 日(日)までヴェネチアで開催されます。Alter 3 の展示はアルセナーレ会場(Corderie)にて一般公開されています。
池上研究室では、2016 年から Alterシリーズの開発を進めてきました。《Am I a Strange Loop?》では、大規模言語モデル (LLM)とヒューマノイドAlter3の身体を統合し、自律的な知能と自己意識に関する公開実験を行っています。マービン・ミンスキーの「心の社会」の概念をもとに、Alter3はLLMを用いた非同期モジュールシステムによって駆動し、予測やタスク管理、内部対話、メタ認知等を同時に行いながら来場者と会話を行います。自己意識のような複雑な認知現象がより単純なプロセスの相互作用から生じる可能性について研究を行っています。
Alter3の展示の様子
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