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2023年度 グローバル・リーダー育成、欧州研修プログラムを実施

掲載日:2024年4月4日

教育学研究科・教育学部では、部局間協定校ストックホルム大学と10回目の学生交流プログラムとして、2月17日(土)から2月25日(日)にかけてストックホルム大学等を訪問する「グローバル・リーダー育成、欧州研修プログラム」を実施しました。プログラムは、本学の戦略的パートナーシップ大学プロジェクトに基づき実施されました。同プロジェクトのもとスウェーデンの大学をパートナーとする文理融合型の全学的交流を推進していることから、今年度は新領域創成科学研究科の大学院学生1名も参加しました。また、教育学部・研究科より欧州に交換留学中の学部学生2名、大学院学生1名も現地にて合流する形で参加しました。

本プログラムでは、学生交流に加え、本学教育学研究科・教育学部とストックホルム大学教育学部の共催による国際シンポジウム”Education for Sustainable Society in Changing World”において大学院学生・学部学生全員が研究発表を行いました。両校に加え、ストックホルム大学と交流があるフィンランドでは教員養成の分野で有名なユヴァスキュラ大学の教職員および学生も2016年度より参加しています。

大学院学生7名と学部学生5名は、北村友人教授、額賀美紗子教授、森田賢治准教授の引率により、現地での3日間にわたるプログラムを通じてストックホルム大学、ユヴァスキュラ大学の大学院学生たちと交流を深めました。1日目は、各校の紹介、教員による講義後、ストックホルム大学のボランティア大学院学生の案内でキャンパスツアーと市内見学が実施されました。2日目の国際シンポジウムでは、午前に各校の学生たちによる研究発表が行われ、午後は引き続き教員たちによる講義が行われました。夕刻には学内のファカルティ・クラブでレセプションが催され、3大学の学生たちは交流を深めることができました。3日目は、学生の関心により2つの現地学校またはマルチカルチュラルセンターの訪問見学を行いました。

ストックホルム訪問前には、パリに立ち寄りUNESCO(国際連合教育科学文化機関)とOECD(経済協力開発機構)を訪問し、職員の方から組織概要やプロジェクト、職員のキャリア等についてお話を伺いました。UNESCOでは教育に関する課題について学生が事前に考察した結果についてグループ発表を行いました。国際機関訪問前後には、Global Partnership for Educationの松吉由希子氏(世界銀行パリ事務所)による特別講演が行われ、国際機関の役割と教育分野における取り組みや課題について学びながら、考える機会を得ました。約一週間、様々な経験を通じ持続可能な社会について教育を通じて考え、理解を深める大変充実した研修となりました。

「グローバル・リーダー育成、欧州研修プログラム」の写真
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