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令和元年度教職課程・学芸員等実習報告会及び懇談会を開催

掲載日:2019年12月26日

 12月10日(火)16時30分から法文2号館文学部教員談話室において、教育運営委員会教職課程・学芸員等部会主催、教育学研究科・教育学部を取りまとめ部局として、教職課程・学芸員等実習報告会が開催されました。その後、18時からは、山上会館に場所を移して教職課程・学芸員等実習懇談会が開催されました。

 報告会では、今年度の教育実習、介護等体験、博物館実習に参加した学部学生及び大学院学生7名による報告が行われました。
 教育実習・介護等体験の報告をした学生からは、接する相手一人一人に向き合って伝え方・接し方を柔軟に変化させることの必要性と難しさ、また教職を志すにあたり、実習で発見した課題に今後取り組んでいく展望などが語られました。

 博物館実習の報告をした学生からは来場者に対して何を伝えるか、どのようにしたら伝わりやすいかなどについて試行錯誤した体験などが語られ、科学の専門知を社会一般に還元する視点の重要性について報告がありました。

 報告の後、実習先の学校・施設のご担当者の方々と報告学生との間で質疑応答があり、実習において困ったことや良かったことなどの議論から始まり、実習生を送り出す立場にある大学としてどのような準備機会を学生に提供するべきかなど、本質に迫る議論や問題提起が行われました。引き続き、東京大学教育学部附属中等教育学校の淺川俊彦副校長より実習のご感想と報告に対するご講評をいただき、報告会の最後には、教育学部の藤江康彦教授と新藤浩伸准教授より、それぞれ教育実習・介護等体験と博物館実習に関する総括の言葉と、本学の実習生を受け入れていただいた関係者への謝辞が述べられました。

 報告会の後、山上会館で開催された懇談会では、まず会に先立ち、例年多くの学生が教育実習・介護等体験・博物館実習に参加している文学部を代表し、大西克也文学部長による挨拶がありました。

  その後、松木理事・副学長による挨拶および乾杯の発声で開会しました。懇談会には各実習校・施設の関係者、本学教職員及び学生あわせて約50名が出席しました。歓談の時間においては、実習等でお世話になった方々に御礼を述べる学生の姿や、実習等を行った学生間、また実習先のご担当者の方々同士で積極的に情報交換をする姿が印象的でした。

 懇談会の中で、長野県下高井郡木島平村と東京大学大学院教育学研究科との教育・研究交流連携事業に関する協定に基づき、平成28年度から本学の教育実習生を受け入れていただいている長野県下高井郡木島平村立木島平中学校校長の竹内仁一先生より、実習生の実習当時の様子や連携事業の今後などについてお話しいただきました。

 最後に、秋田喜代美教育学部長から締め括りの挨拶があり、盛況のうちに閉会しました。

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