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五十嵐健夫教授が ACM SIGCHI により CHI Academy会員として選定されました。

掲載日:2019年2月19日

2019年2月11日、情報理工学系研究科 創造情報学専攻 五十嵐健夫教授が ACM SIGCHI により CHI Academy会員として選定されました。

CHI Academy は、ヒューマンコンピュータインタラクション分野へ顕著な貢献をした研究者を顕彰するものであり、ACM SIGCHI (Association for Computing Machinery's Special Interest Group in Computer-Human Interaction)(※) によって、選定されます。当該分野において、学問分野や産業分野に大きな影響を与え、研究やイノベーションを主導した人物が対象となります。

<受賞された研究・活動について>
五十嵐教授は、コンピュータグラフィックスとインタラクションの2つの分野において顕著な研究業績を挙げてきました。グラフィックス分野では、誰にでも使えるデザインツールの開発で知られています。初期の成果としては、Teddyと呼ばれる3Dスケッチシステムが挙げられます。もう1つの重要な成果として、直感的な2D形状操作手法があり、現在さまざまなアプリケーションで広く使用されています。その後、共同研究者らと共に、ぬいぐるみ・衣服・楽器・家具・紙飛行機などの機能的なモノをデザインするための対話型デザインシステムを開発してきました。

インタラクション分野では、整形と予測による描画手法、速度に応じた自動ズーミング、大画面用のマルチカーソルポインティング、デスクトップアイコンの空間的グループ化、および非言語的音声信号による制御など、さまざまな革新的なインタラクション技術を開発してきました。その後、共同研究者らと共に、紙カードによるホームロボット制御、アクチュエータ付きの人形型入力デバイス、インタラクティブに動作するぬいぐるみ、カーペットに絵を描くデバイスなど、さまざまなインタラクティブな実世界システムの開発に取り組みました。


(※)ACM SIGCHI:人とコンピュータをはじめとする機械などとの関係に興味を持つ研究者や技術者、専門家、デザイナやプログラマ、学生等のために、国際的に活動を行っている学会組織。

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