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情報学環関谷直也准教授がドコモ・モバイル・サイエンス賞優秀賞を受賞

掲載日:2022年10月25日

東京大学大学院情報学環附属総合防災情報研究センターの関谷直也准教授が、
「災害情報に関する研究と実践」に関する研究成果で第21回ドコモ・モバイル・サイエンス賞(社会科学部門・優秀賞)を受賞しました。

授賞理由は以下の通りです。
「関谷氏は、災害情報に関する課題、災害とメディア、コミュニケーションが関わる課題に関して、社会心理学・社会情報学の立場から社会調査に基づく実証的な研究を行っている。34篇の論文を基にまとめた著書『災害情報―東日本大震災からの教訓』は、主に、東日本大震災後の氏の研究をまとめたもので、災害情報に関連する課題の体系化を試みており、当該分野における現段階での優れた集成といえる。原子力災害についても、広域避難、風評被害、リスク・コミュニケーションなどの研究を実施している。
度々大地震の被害を受け、また気象災害も相次ぐ日本で、情報通信技術がいかに防災に貢献していくかは今後も課題であり続ける。関谷氏の研究は、今後の展望も含めて、そうした課題解決に寄与していくものと思われる。災害現場の声をきめ細かく拾い上げている点、公務を通じて防災対策・復興施策等へ貢献している点も評価できる。」

ドコモ・モバイル・サイエンス賞は、NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンドにより2002年に創設された賞で、移動通信を含めた情報通信の発展と若手研究者の育成を目的とし、優れた研究成果・論文・著書の発表等を通じて、産業、社会・文化の発展に貢献し、社会的課題の解決等にも繋がりうる業績を挙げた研究者(グループ含む)を表彰するものです。

関谷直也『災害情報――東日本大震災からの教訓』東京大学出版会
http://www.utp.or.jp/book/b584547.html

ドコモ・モバイル・サイエンス賞
https://www.mcfund.or.jp/mobilescience/award/no21.html
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