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平塚市と生産技術研究所が連携協力協定を締結 ~海洋活用技術の研究開発、新産業創出、人材育成を推進~

掲載日:2019年4月1日

2019年3月19日、平塚市(市長:落合 克宏)と、東京大学 生産技術研究所(所長:岸 利治)との間で、連携協力協定を締結しました。


左から、落合 克宏(平塚市 市長)、岸 利治(生産技術研究所 所長)。


波力発電装置モデルを使い、原理を説明する林 昌奎 教授。

協定の目的

東京大学生産技術研究所および平塚市の密接な連携と協力の下、海洋活用技術の研究開発を推進するとともに、新産業創出、人材育成等に寄与すること。

協定の背景

平塚市と東京大学生産技術研究所林研究室は、平塚海洋エネルギー研究会(参考1)を主催し、波力発電の実証実験に向けた研究を進めてきた。平成30年10月に環境省「平成30年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業(二次公募)」に東京大学生産技術研究所林研究室が採択され、平塚新港での実証事業のめどが立ったことから、実証事業の着実な実行と、周辺技術等の活用を視野に入れた連携協力協定を締結する。

連携協力事項

  • 海洋活用技術の研究開発
  • 海洋再生可能エネルギー及び海中観測実装に係る実証実験
  • 海洋再生可能エネルギーを活用した新産業創出及びそれを支えるものづくり技術の高度化
  • 海洋再生可能エネルギーに関連した人材の育成
  • 実証実験の公開等アウトリーチ活動

今後の展開

今後は、平塚沖総合実験タワー(参考2)と平塚漁港(平塚波力発電所)を中心とする海洋活用技術の研究開発、新産業創出、人材育成の拠点構築を進め、産官学民の連携・協力による海洋活用のモデルとなっていくこと、また、技術研究組合の設立を進めます。将来的には、対象分野(AI、電気自動車、 水素製造、化学等)の拡張を目指し、平塚市産業との連携強化と、市民の科学技術リテラシーの向上を図っていく予定です。

参考

  1. 平塚海洋エネルギー研究会
    http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/sangyo/page-c_01629.html
  2. 平塚沖総合実験タワー
    https://www.oa.u-tokyo.ac.jp/hoetp/

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