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TATA Sons N. Chandrasekaran会長が本学を訪問

掲載日:2022年12月21日

 2022年12月10日(土)、世界有数の企業体であるタタ・サンズのチャンドラセカラン会長を本学にお迎えし、東京カレッジ講演会の一環として安田講堂にて「デジタル革命~データが導く21世紀の繁栄に向けて~」と題する講演会が行われました。
 当初、COVID-19発生直後の2020年2月末に訪問、講演が予定されていましたが、開催直前に延期となり、日本とインドの外交関係樹立70周年を迎える本年末、約3年越しで訪問、講演が実現しました。
 1916年、インドの著名な詩人であり、1913年にアジアで初めてノーベル文学賞を受賞したタゴール卿が、初めて日本を訪れた際、本学で「インドから日本へのメッセージ」という講演をされました。また、1957年、インドの初代首相ネルーが本学を訪れた際には、タゴール卿の肖像画が本学図書館に寄贈されました。今回のチャンドラセカラン会長の本学訪問、講演は、タゴール卿、ネルー首相の訪問に比類する本学にとって大変栄誉あるものとなりました。
 講演では、150年以上にわたる成功を支えた伝統から学ぶべきこと、またAI、人々の働き方、データセキュリティなど、現代社会が直面する様々な課題への適応、進行中のデジタル革命の世界観、さらに日印協力における両国のさらなる繁栄に向けた展望について、これからの未来を担う若い世代に向けて熱弁を振るわれました。
 講演会後は本学に在籍するインド人留学生との交流会に参加、また総合図書館を見学し、ネルー首相が寄贈したタゴール卿の肖像画やサンスクリット写本を始めとした数々の貴重書を閲覧されました。
 今回のチャンドラセカラン会長の本学訪問、講演は、日印両国の協力関係をさらに強化するための重要な一里塚となりました。


 
安田講堂にてチャンドラセカラン会長にご講演をいただきました。


藤井総長も交えてインド人留学生団体との交流会も行われました。


総合図書館も見学いただき、タゴール卿の肖像画やサンスクリット写本を始めとした数々の貴重書を閲覧されました。


当日は天気にも恵まれたため、銀杏が色づくキャンパス構内を藤井総長とご散策いただきました。
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