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東京大学緊急人道支援基金の寄付募集を開始 Emergency Relief Fund for Scholars and Students at Risk

掲載日:2022年3月31日

総長メッセージ

このたびのロシアによるウクライナへの侵攻は、武力によって一方的に現状変更を行おうとするものであり、到底、受け入れられるものではありません。
わたしは、この事態を深く憂慮しており、本年2月25日の総長メッセージにて、「世界の公共性に奉仕する大学」として、関係の方々へのサポート等、必要な対応を行うことを表明しました。東京大学は、日本と世界の未来を担う世代のために、世界に開かれ、かつ差別から自由な知的探求の空間を構築することを、その使命としています。

今回の事態により、学ぶ場や研究する場を安全に確保することが出来なくなり、教育・研究の継続が難しくなった学生や研究者が多くいらっしゃいます。これらの方々はいま厳しい環境に直面しており、東京大学として何らかの人道的な支援が出来ないか、取り急ぎ検討してまいりました。そしてこのたび、これらの学生および研究者を、特別に、東京大学で一時的に受け入れて教育・研究環境を提供するプログラムを開始することを発表いたしました。

今後、速やかに大学として提供できる教育・研究環境をホームページ等で公開し、希望者に情報が届くようお知らせするとともに、経済的支援(渡航費用や生活支援金の支給など)、住居支援、生活支援を併せて行っていきます。本学としては初めての取組みであり、手探りで進めることになりますが、このような事態に対して日本の大学として具体的な行動を興していきたいと考えています。

これらの取組みに迅速かつ確実に対応するため、東京大学は、自らの財源を活用してこの支援プログラムを実施します。しかしながら、必要な支援を行うため、自主財源だけでは十分ではありません。このプログラムによって、一人でも多くの、困難に直面している学生や研究者を援助するために、みなさまからのご支援・ご協力をお願いしたく、東京大学緊急人道支援基金を立ち上げました。

皆さまの温かいご支援をお寄せいただきますよう、心よりお願い申し上げます。

東京大学総長 藤井輝夫

総長メッセージ全文
「学生・研究者の特別受入れプログラム」の実施について

基金の使途

今回の事態により教育・研究の継続が難しくなった学生や研究者へ以下の支援活動をおこないます。
(1) 渡日前の問い合わせ窓口の開設
(2) 経済的支援(渡航費用の支給、生活支援金を最大 1 年間の間支給)
(3) 住居支援(宿舎等の確保)
(4) 生活支援

寄付募集期間

第1次募集期間:2022年3月30日 ~ 7月31日

詳細・ご寄付申込方法

詳細・ご寄付申込は下記のリンク(東京大学基金WEBサイト)よりご覧ください。
 

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

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