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令和2年度「東京大学安全の日」講演会 開催

掲載日:2020年8月5日

 7月7日、「新型コロナウイルス感染への危機管理対応の問題点と今後の方向」をテーマとして、令和2年度「東京大学安全の日」講演会が、本学環境安全本部 光石衛本部長の総合司会によりオンラインで開催されました。
 
 本学では、平成17年に発生した本学関係者の死亡事故を受けて7月4日を「東京大学安全の日」と定めています。本講演会は、「東京大学安全の日」を迎えるこの時期に、事故の記憶を風化させず、大学全体の安全レベルを継続的に向上させることを目的として、毎年開催されています。
 
 五神真総長による開会挨拶では、感染拡大の防止を図るため、本学でもオンラインでの講義やテレワーキングなどを導入し、活動を継続していること、これらの取組みは全てデジタル革新がもたらすより良い社会Society5.0への準備として進めてきたものに他ならず、このコロナ禍と戦う期間を未来に向けた加速期間と捉えるべきであること、また、教育・研究を推進させるための大前提である安全確保も、オンライン化やリモートといった新しい環境に沿ったものでなければならないことが述べられました。
 
 講演会では、東京大学生産技術研究所 伊藤哲朗客員教授より、講演会テーマである「新型コロナウイルス感染への危機管理対応の問題点と今後の方向」について、危機の事前対策および危機発生時の緊急事態対処という危機管理の2つの概念についてご説明いただいた後、内閣危機管理監として2009年発生の新型インフルエンザの対応に当たられたご経験から、新型インフルエンザ等対策特別措置法成立の経緯と、我が国の新型コロナウイルス対応の問題点について解説いただきました。終わりに、今後は的確な将来の予測が必要であるとし、本学こそ知の力を発揮すべきとご講演いただきました。
 
 続いて、本学の産業医である環境安全本部 黒田玲子助教より「令和元年度事故災害報告」が行われました。昨年度の事故報告概要と実験室における事故解析をもとに、本学においてヒヤリハット等の潜在的な事故が多くかつ報告がされにくいことを危惧し、大学全体・部局・専攻・研究室各レベルの安全教育の徹底が必要であり、報告の徹底・簡便化が課題であると説明されました。
 
 また、講演に先立ち、本学構成員の安全意識の醸成を目的として学内にて募集した「第4回環境安全衛生スローガン」の受賞作品が発表され、総長賞1件、総長特別賞1件、環境安全担当理事賞1件、環境安全本部長賞3件、計6件のスローガンが表彰されました。総長賞には「見逃すな 小さなサイン 事故のもと」が選ばれました。
 
 なお、今回の講演会は学内限定での開催でしたが、参加者は約330名と大勢の方にご参加いただきました。ありがとうございました。



五神 真 総長 開会


光石 衛 環境安全本部長 閉会


伊藤 哲朗 氏


黒田 玲子 氏

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