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有馬朗人先生の訃報に接して(総長談話)

掲載日:2020年12月8日

有馬朗人先生の突然の訃報に接し、東京大学を代表し、深い哀悼の意を表します。

有馬先生は、原子核物理学が誕生した頃から最近に至るまで、物理学者として多くの輝かしい業績を挙げられました。1989年~1993年には第24代東京大学総長として、大学院重点化や産業界との連携等に取り組まれ、本学の発展に多大な尽力をされました。総長退任後は、1998年~1999年に文部大臣も務められ、法人化への変革を推し進められました。

私は、2017年に広報誌『淡青』の企画で有馬先生と対談する機会を得ましたが、私の大学改革の取組みについても有意義な議論を交わさせていただき、多くのご示唆を頂戴したことを鮮明に覚えています。有馬先生には本学地域同窓会連合会会長を務めていただいており、一ヵ月ほど前にお会いしたときは、たいへんお元気でおられただけに、驚きにことばを失っております。

有馬先生の、学術及び我が国の教育全体に対する多大なご貢献に感謝申し上げるとともに、先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

令和2年12月8日
東京大学総長 五神 真

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