国際卓越研究大学第2期公募の審査の結果を受けて(総長メッセージ)
今般、国際卓越研究大学の認定に係る審査において、本学については継続審査との判断がなされました。
この段階で認定されなかったことはたいへん残念ですが、CFO(最高財務責任者)のもとでの事業・財務戦略、全学共通インフラである国際統合研究基盤(GRI)の導入、全学の新陳代謝を促す学術経営本部の設置など、学術と社会イノベーションを牽引するために掲げた本学の改革構想に対しては、一定の評価をいただいたものと理解しています。
そのうえで、新たな資源配分の基準と学内合意、法人としてのガバナンス体制などについて、より具体的に確認する必要があるとのご意見には、早急かつ真摯に対応してまいります。また、コンプライアンス上の問題に対する法人組織としての対応に関するご指摘を重く受け止め、全学を挙げた取り組みを更に加速させます。
東京大学は社会からの信頼回復に努めるとともに、アドバイザリーボードよりいただいたご意見を踏まえ、価値創造力、国際競争力、自律成長力を持つ大学への自己変革を主体的に進め、認定に当たり確認が必要だとされている点に十分お応えできるよう全学で取り組んでまいります。
2025年12月19日
東京大学総長 藤井 輝夫


