ARTICLES

English

印刷

College of Design(仮称)構想に関する報道について

掲載日:2024年2月20日

 College of Design(仮称)の設置は、本学が目指すべき理念や方向性をめぐる基本方針 UTokyo Compassに掲げた「新しい大学モデルの構築」に向けた取組のうち、本学が今後取り組む主要施策の1つとして検討してきたものです。
 複雑化・多様化する現代社会において、人類社会が直面する地球規模の課題に対して率先して取り組み、未来の変革者となる卓越した人材が求められています。College of Design(仮称)では、社会システムの変革を含む広義の「デザイン」を核に、既存の学問領域を超えた学際的な学びと課題解決の場を提供し、現代と未来の社会変革を推進する次世代のリーダーやクリエイターの育成と輩出を目指します。
 本構想は、「UTokyo Compass 2年経過成果報告」の一部として2023年10月末に学外にも公表するとともに、同構想の実装を推進するため、College of Design設置検討委員会を立ち上げ、学内における本格的な議論を進めているところです。
 College of Design(仮称)は2027年秋の開設を目指しており、2024年2月現在、以下のような方向で検討を開始しています。今後学内での検討をさらに深めながら、必要な手続きについて関係機関と調整を進めていきます。

[1]教員組織について
・多様な教員を国内外から招へいし、民間企業の実務家等の指導を受けられる体制を整備
・新組織の教員は既存学部との兼任を進め、教育と研究の両面で全学的な改革を推進

[2]新課程のカリキュラムについて
・学士課程修士課程一貫の5年制の課程
・デザインを幅広い概念として改めて定義し、従来の人文学、社会科学、自然科学、工学などの分野をまたぎ、文理融合の学際的な知識に基づく、従来とは異なる「デザイン」教育を展開
・授業は英語で実施し、学生自身の関心や問題意識に従い、学生が主体的に学んでいける環境を提供

[3]新課程の規模について
・1学年100名程度、既存の学部学生も新課程の授業を受講できる制度を検討

[4]新課程の入学試験について
・グローバル入試を実施し、日本国内を含め世界から学生を受入
・入学時期は秋、従来の大学入試にとらわれない新しい選抜方法で、多様性を確保
2024年2月20日
東京大学
アクセス・キャンパスマップ
閉じる
柏キャンパス
閉じる
本郷キャンパス
閉じる
駒場キャンパス
閉じる