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大学の世界展開力強化事業(インド タイプB)日印交流プラットフォーム構築プログラム(JIEPP) 第2回シンポジウムの開催について

掲載日:2020年1月16日

2019年12月20日(金)、本郷キャンパス山上会館大会議室にて「大学の世界展開力強化事業(インド タイプB)日印交流プラットフォーム構築プログラム(JIEPP) 第2回シンポジウム 日印交流プラットフォームの拡大と活用」が開催されました。本学を含む大学の世界展開力強化事業(インド)採択大学の教職員、日印交流に関心のある企業の方、教育機関関係者、学生など約80名が出席しました。
 
本シンポジウムでは、日本に関心を持つインドの学生の学び・就職・日本への定着を、日印交流の枠組みを用いて産官学の連携で支援するという観点から、[1]日印交流を推進する大学、[2]日印の学生の就職活動を支援する民間企業、[3]日本企業におけるインド人材の定着を促進する機関のそれぞれの取組を紹介いただきました。シンポジウム前半ではこれらの事業当事者による招待講演、後半ではパネルディスカッションを行いました。全体の司会は渡邉聡総長特任補佐・工学系研究科教授が務めました。
 
シンポジウム冒頭では、白波瀬佐和子理事・副学長の開会挨拶に続き、佐藤邦明文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室室長、在日インド大使館ラージ・クマール・スリバスタヴァ首席公使から来賓挨拶が行われました。
 
藤原章正氏(広島大学教授)による招待講演1では、「大学の世界展開力強化事業(インド)」採択校として、大学における学生の学びと学術交流における日印交流事業の取組を紹介していただきました。
柿本祐輔氏(株式会社エンリッション代表取締役CEO)による招待講演2では、学生と企業を結びつける取組としてインドでのジョブカフェ運営や、インド進出のご経験についてお話しいただきました。
河野尭広氏(独立行政法人 日本貿易振興機構)による招待講演3では、高度外国人材プラットフォーム事業を通じた日本企業への外国人材受入の働きかけや成果に関する解説や、インド関連事業の現状についてもご紹介がありました。
 
シンポジウム後半のパネルディスカッションでは、3名の招待講演者の他に須田アルナローラ氏(サオラ株式会社 代表取締役)にもご登壇いただき、モデレーターを加藤隆宏人文社会系研究科准教授が務め、産官学の取組による日印交流について様々な観点から議論していただきました。フロアからも活発に質問があがり、インドの高度人材を日本企業が受け入れる際に企業とインド出身者の双方がとるべき姿勢について、特に議論が盛り上がりました。
 
シンポジウムの終盤では、関村直人副学長が総括および閉会挨拶を行い、来場者にJIEPPへの継続的な協力を呼びかけました。
 
また、池亀彩准教授(東洋文化研究所/情報学環)によるインド写真展も同時開催され、来場者の多くがインドの人々の日常風景に親しみました。
 
本シンポジウムは、日印交流の産官学の関係者等が一同に会し、これまでの経験や課題を共有するとともに、今後の交流ニーズ等について情報交換を行うことで、日印交流ネットワークをさらに拡大するイベントとなりました。


来賓・登壇者


パネルディスカッション


インド写真展
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