アフリカ開銀総裁講演会とUTokyo Africa Evening開催
2024年10月16日(水)、アフリカ開発銀行グループ(AfDB)のアキンウミ・アデシナ総裁をお迎えし、学生向け講演会および交流会「UTokyo Africa Evening #2」が開催されました。このイベントは、東京大学総長企画室アフリカWGとアフリカ開発銀行の共催で行われ、外務省のTICAD9パートナーイベントとして位置づけられています。
講演会は本郷キャンパスの伊藤謝恩ホールにて行われ、藤井総長の挨拶に続き、アデシナ総裁が「Harnessing the Power of African and Japanese Youth」をテーマに講演しました。総裁は、アフリカの戦略的重要性と若者の力の重要性に触れつつ、アフリカ開発銀行が力を入れている若者への教育やスキル開発への投資について紹介し、アフリカ諸国と日本が協力して学生や起業家の育成支援を行うことの重要性を強調しました。
アデシナ総裁による講演
続くパネルディスカッションでは、アデシナ総裁、起業家の永井健太郎SENRI代表取締役、林香里本学理事・副学長、野元隆章AfDB理事が登壇し、若い起業家が直面する課題、国際協力や投資の重要性、多様性やグローバルな視点を育むために大学が果たす役割などについて意見や経験を共有しました。質疑応答では、学生からも多くの質問が寄せられ、活発な議論が展開されました。
講演会の締めくくりとして、津田尊弘財務省国際局開発機関課長より挨拶をいただきました。
その後に開催された交流会「UTokyo Africa Evening #2」は、藤井総長の挨拶とアデシナ総裁の乾杯で始まりました。ゲストの村上顕樹外務省アフリカ部参事官からも挨拶をいただきました。
交流会では、昨年の第1回「UTokyo Africa Evening」を契機に発足した東京大学アフリカ留学生会の学生や、アフリカに関心を持つ学生団体MPJ Youthに所属する本学の学生が活動を紹介しました。学生たちは、日本やアフリカにおける活動を通じた学びや今後の抱負などに触れ、参加者とも意見を交わしながら、和やかで活発な交流が行われました。今回のイベントには、学生73名、ゲスト35名、本学教職員32名が参加し、有意義な対話が生まれる交流の場となりました。