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「IR×IR 東京大学統合報告書2018」を発行しました。

掲載日:2018年10月26日

「IR×IR 東京大学統合報告書2018」を発行しました。

東京大学は、このたび、初めて「統合報告書」という形式で年次報告を行いました。

これは、これまでの財務情報をメインにした財務レポートに代わり、財務情報以外の研究や教育、社会連携の情報と財務情報を、有機的に組み合わせて報告することで、本学の経営理 念や多様な資源、それらに伴う活動状況について、皆様方により深くご理解いただこうという取り組みです。

統合報告書は、企業では2012年度頃から取り組み始め、現在では400社ほどの企業が毎年公表しておりますが、日本の大学では未だ例がなく、海外大学でも7大学のみです。そのため、作成にあたり、国際統合報告評議会(IIRC)※1 の開示フレームワークを参考にしたものの、 あまりこれにとらわれずに、アカデミアが作る統合報告書とはどうあるべきなのか、ステークホルダーのみなさまに一番お伝えしたい情報は何かをまず議論しました。 そして、本学の戦略である東京大学ビジョン2020を基盤に、五神真総長のメッセージから各活動実績までを一つのストーリーとしてつなげることで、「東京大学の使命は学術による社会貢献で ある」ことをお伝えすることにいたしました。

なお、タイトルの「IR×IR」は、統合報告書の英訳であるIntegrated ReportにInstitutional Research※2 を掛け合わせて作ったという意味を込めております。

もとより試行錯誤を繰り返しての取り組みですので、未熟な点は多々ございます。是非、ご一読いただき、忌憚のないご意見・ご感想をお寄せいただけましたら幸いです。
「IR×IR 統合報告書2018」が東京大学をご支援いただくみなさまとの対話のための有効なツールとなるよう更なる進化を目指して参る所存です。

※1 国際統合報告評議会(IIRC)
 国際的な企業報告フレームワークの開発をめざして、規制当局・投資家・民間企業・基準設定機関・会計士団体・NGO等によって設立された民間団体。

※2 Institutional Research
 大学の教育・研究・社会貢献活動のみならず、それらを支える大学経営を改善していくための調査研究活動

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