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東京大学教養学部 模擬講義【オープンキャンパス2022】

掲載日:2022年7月29日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 中学生 / 高校生 / 大学生
開催日(開催期間) 2022年8月3日 15時 — 2022年8月4日 16時50分
開催場所 オンライン
会場 オンライン(Zoonウェビナー)
定員 500名
参加費 無料
申込方法 事前申込不要
参加方法は、以下のウェブページよりご確認ください。
https://www.open-campus.c.u-tokyo.ac.jp/

東京大学教養学部 模擬講義【オープンキャンパス2022】

8/3(水)、4(木)の両日15:00~16:50に、教養学部教員による4件の模擬講義をウェビナーで開催いたします。

14:45頃から、以下のURLより参加いただけます。
https://www.open-campus.c.u-tokyo.ac.jp/time-table

8月3日(水)15:00~15:50

堀田知佐 教授
模擬講義:Fictitiousな波の噺~物質の物理学


大学やより進んだ学問の世界で展開されている物理学の思考の世界は、おそらく高校生の皆さんが抱いている物理学のイメージとはずいぶんかけ離れているのではないでしょうか。
本講義では、その一端を知っていただきたく、物質中のミクロな世界で電子やスピンや結晶格子の振る舞いを物理学的に読み解くうえで欠かせない波~といっても目に見える波ではなく「波」の形式で記述される現象や概念についてお話しします。

8月3日(水)16:00~16:50

岡田泰平 教授
模擬講義:グローバル・サウスの研究を楽しむ ――フィリピン近現代史研究の立場から――


いわゆるグローバル・サウスの研究を紹介しつつ、フィリピンを対象とし植民地から独立国家へ、そして21世紀にいたる歴史について論じます。とりわけ、研究の楽しみに触れます。というのも、貧困や社会の混乱、民主主義からの逸脱など、マイナス面がとかく強調されてしまうので、歴史の中でフィリピン人が達成しようとしてきたことに目を向けます。その上で、東南アジア史に議論を拡げ、色々と問題はありつつも、東アジアにはない、東南アジアの人々の優れた特徴を話します。

8月4日(木)15:00~15:50

國分功一郎 教授
模擬講義:「意識」は17 世紀の発明である──スピノザ哲学における「良心」の問題


「意識consciousness」はいかにして発生するのか。理系文系を問わず、研究は盛んです。しかし、この言葉も、この言葉が名指す何かも、歴史の中に、ある時に現れたのだとしたらどうでしょう?

科学と関わるように思われるこの語は、実は政治思想と切り離せない側面をもっています。スピノザ哲学を参考にしながら、意識概念の誕生に迫ります。受講する方は、なぜ、consciousness(意識)とconscience(良心)という英単語がそっくりであるのかについて考えておいてください。

8月4日(木)16:00~16:50

横山ゆりか 教授
模擬講義:人の心理・行動から都市と建築を考える


都市は過密なのか。それとも人は高密度な都市に生きられる動物なのか。
都市への人や財の集積が、さまざまな建築や文化を生み、創造性を高めてきたことが知られている。一方で人や建築が高密度に集積した都市環境が、人の心理や行動にどのように影響するかについては、まだ十分にわかっていない。
環境心理学・建築計画学の古典的研究を紐解きながら、人が高密度居住に心理的・行動的にどのように対応するのかを学び、高密度居住ではどのような環境機能が求められるのかについて最近の研究を紹介する。

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