ダイバーシティ・カフェ第15回
基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 留学生 / 卒業生 / 大学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2024年12月14日 11時 — 12時 |
開催場所 | 駒場地区,ハイブリッド |
会場 | 駒場アクティブラーニングスタジオ(KALS):定員 35人 https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_16_j.html オンライン(ズーム):定員 150人 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 要事前申込
このイベントはハイブリッド形式で行われます。対面参加は35名(先着順)が定員となっております。 参加は以下のURLからお申し込みください。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdFOgIWVndrq0TfXb9jpvZHOMOUGjcOqAIZYlRjkZSxnbdNIw/viewform?usp=sharing |
申込受付期間 | 2024年11月19日 — 2024年12月14日 |
お問い合わせ先 | gfd-tokyo@adm.c.u-tokyo.ac.jp |
ダイバーシティ・カフェ第15回:
多文化主義から社会正義へ:米国とカナダの言語教育
日時:2024年12月14日(土)11:00-12:00
対面:駒場Iキャンパス 駒場アクティブラーニングスタジオ(KALS)& オンライン(ズーム)
言語:英語
講師:久保田竜子
アブストラクト
北米の言語教育の分野では、研究と実践への批判的アプローチが盛んになっています。この傾向は、公平性、多様性、包括性、社会正義の提唱に見られ、多文化教育の延長と見なすことができます。この講演では、米国とカナダの教育における文化と多文化主義の言説の軌跡を概観し、言語教育との関連性について議論します。過去数十年の間に、リベラル多文化主義の支配から、人種差別と権力の認識が高まった批判的多文化主義へのシフト、そしてインターセクショナリティに焦点を当てた社会正義へのシフトが起こりました。現在進行中の課題には、新自由主義勢力と保守的な政治への対抗、正義の概念の文脈理解、変革のための具体的な行動を伴う実践が含まれます。
講演者略歴
久保田竜子。ブリティッシュコロンビア大学言語・識字教育学部教授。反人種差別、交差的正義、言語イデオロギー、批判的教育法に焦点を当てた研究をしている。『Race, Culture, and Identities in Second Language Education: Exploring Critically Engaged Practice』、『Discourses of Identity: Language Learning, Teaching, and Reclamation Perspectives in Japan 』、『Race, Racism, and Antiracism in language Education』の共同編集者、および『英語教育幻想』などの著者。研究論文も、『Applied Linguistics』、『Critical Inquiry in Language Studies』、『Journal of Second Language Writing』、『TESOL Quarterly』、『World Englishes』などの様々な学術雑誌で出版されている。