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EAAシンポジウム 社会課題の解決に向けた企業活動・人文学・リベラルアーツの協働

掲載日:2025年3月10日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2025年3月26日 13時45分 — 18時15分
開催場所 本郷地区,ハイブリッド
会場 対面&オンラインのハイブリッド開催
対面:浅野キャンパス武田先端知ビル5階武田ホール 
オンライン:Zoom開催
定員 200名
参加費 無料
申込方法 要事前申込

対面・オンラインいずれも参加をご希望の方は、フォームより事前登録をお願いします。
対面参加(定員200名)の申し込みは先着順とし、定員になり次第、事前申込みの受付を終了させて頂きます。

申込受付期間 2025年2月28日 — 2025年3月26日
お問い合わせ先 東アジア藝文書院(EAA)担当:野澤俊太郎
E-mail:nozawa*g.ecc.u-tokyo.ac.jp
※メールを送信する際は、*を半角@マークに変更してください。

EAAシンポジウム
「社会課題の解決に向けた企業活動・人文学・リベラルアーツの協働」

気候変動、食とエネルギーの不均衡、社会的分断、高齢化等を巡る社会課題の解決に向けて、学術知と実践知の結集および連携が強く求められています。今日私たちが直面する様々な地球規模の社会課題は、いかに企業活動を通じて革新的に解決され得るのでしょうか?企業活動による富の形成と社会課題の解決は、いかに同一のものとなっていくのでしょうか?人々に「問う」ための考え方や気づきを提供する学術としての人文学およびリベラルアーツは、いかに社会課題の解決に向けた企業活動の創造性を支援することができるのでしょうか?

本シンポジウムでは、民間企業計8社および本学の様々な部局よりゲスト・スピーカーをお招きして、これまで産学連携の枠組みではあまり大々的に展開されることのなかった企業活動と人文学・リベラルアーツの協創について考えてみたいと思います。「人とシステムと空気感のこれから」「ストーリー性へのアプローチ」「共感と共創のための学び合い」の3つのテーマに基づき、社会課題の解決に向けた企業活動との協働において人文学・リベラルアーツに求められていることを浮かび上がらせるとともに、企業活動・人文学・リベラルアーツの連携が持つ可能性と創造性について議論していきます。

プログラム

■ 開会
13:45–13:55 開会挨拶
石井剛(東京大学大学院総合文化研究科教授/EAA院長)
総合司会:山野泰子(東京大学未来ビジョン研究センター講師)

■ セッション1『人とシステムと空気感のこれから』
私たちは、企業や大学のような組織、地域や国家を超えた資源循環、ひいては地球や宇宙といった重層的なシステムの中に生きています。本セッションでは、今日大きな変化の只中にある人とシステムの関係にアプローチするとともに、人とシステムと空気(感)のこれから、あるいは人とシステム「の」空気感のこれからについて議論していきます。

13:55–14:55 講演

  • 吉本尚起(株式会社日立製作所研究開発グループ主管研究員/日立東大ラボ・副ラボ長)
    「エネルギーの観点で見る人・システム・空気感の協調」
  • 板津木綿子(東京大学大学院情報学環教授)
    「鎖国を解くとき:リベラルアーツの現代的課題」
  • 稲留康一(株式会社奥村組技術本部技術戦略部イノベーション担当部長)
    「イノベーティブな活動に必要な場・人・空気感とは・・・」
  • 多湖真琴(株式会社メルカリmercari R4D Director)
    「循環型社会の実現に向けて~メルカリが拓く新たな価値~」
  • 福永真弓(東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授)
    「空気の条件:〈らしさ〉を継ぐためのポリティクス」
14:55–15:15 ディスカッション
モデレーター:野澤俊太郎(東京大学大学院総合文化研究科特任准教授/EAA)
15:15–15:25 休憩

■ セッション2『ストーリー性へのアプローチ』
新しいインフラや生産の仕組みは、究極的にそれらの受益者となり得る個人、グループ、コミュニティ等の共感を得ることによって広まっていくのだと思います。本セッションでは、これからのインフラや生産の仕組みとして求められる姿を想い描きながら、それらが共感を得るために必要なストーリー(性)やナラティブのあり方について議論していきます。

15:25–16:25 講演
  • 山田健(サントリーホールディングス株式会社サステナビリティ経営推進本部シニアアドバイザー)
    「沢山の人々、沢山の生き物たちと共に創る未来」
  • 宮沢佳恵(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
    「共感を生む理念や哲学が広がりを生む」
  • 岸野宏(株式会社クボタ研究開発本部産学協創事務所担当部長)
    「水環境インフラ整備を巡るストーリー」
  • 野村幸雄(東急スクランブルスクエア株式会社営業一部部長)
    「渋谷とは何か?」
  • 星野太(東京大学大学院総合文化研究科准教授/EAA)
    「人間(と人間ならざるもの)のメンテナンス」

16:25–16:45 ディスカッション
モデレーター:川喜田敦子(東京大学大学院総合文化研究科教授/副研究科長)

16:45–16:55 休憩

■ セッション3『共感と共創のための学び合い』
人文学やリベラルアーツには、人々を「問い」の世界に巻き込んでいく力があります。本セッションでは、産業界と学術界が「共に」人文学やリベラルアーツに「巻き込まれること」によって生み出される共感や共創を浮かび上がらせるとともに、いかに社会課題の解決を先導する旗振り役やファシリテーター役を育成できるかについて議論していきます。

16:55–17:45 講演

  • 戸矢理衣奈(東京大学生産技術研究所准教授)
    「「誰が生徒か先生か」:東大EMP(エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)の経験から」
  • 香川謙吉(ダイキン工業株式会社常務執行役員/ダイキン東大ラボ・ラボ長)
    「空調メーカーが人文系の先生方と共同研究する理由」
  • 石井剛(東京大学大学院総合文化研究科教授/EAA院長)
    「新しい学問のかたちことはじめ——東アジア藝文書院の願い」
  • 兎洞武揚(株式会社博報堂生活者発想技術研究所主席研究員)
    「マルチステークホルダーによる共創についての視座」

17:45–18:05 ディスカッション
モデレーター:伊達聖伸(東京大学大学院総合文化研究科教授/EAA)
コメンテーター:津田敦(東京大学教授/理事・副学長/社会連携・産学官協創担当)

■ 閉会
18:05–18:15 全体総括
中島隆博(東京大学東洋文化研究所教授/所長)

■ 懇談会(招待制)
18:15–19:30

【言語】日本語

【主催】東アジア藝文書院(EAA)
【後援】ダイキン東大ラボ

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