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太田光海氏 講演会 変容する森と、創発としての真実

掲載日:2022年10月7日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 留学生 / 卒業生 / 高校生 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2022年10月23日 15時 — 17時
開催場所 駒場地区
会場 東京大学駒場キャンパスI KOMCEE East K011
参加費 無料
申込方法 要事前申込
下記URLより参加登録ください。
https://forms.gle/2jRk5eQGnrAQLupM9
申込受付期間 2022年10月4日 — 2022年10月22日
お問い合わせ先 東京大学東アジア藝文書院(EAA)
info*eaa.c.u-tokyo.ac.jp
※メールを送信する際は、*を半角@マークに変更してください。

太田光海氏 講演会
変容する森と、創発としての真実
—現代高地アマゾン熱帯雨林における身体知と絡まり合う自己—

 
コメンテーター:橋爪太作(早稲田大学)
司会:髙山花子(東京大学)

本講演では、エクアドル・ペルー両国にまたがる高地アマゾン熱帯雨林地域に居住するヒバロ語族、シュアールとワンピスの人々との民族誌的フィールドワーク経験を基に、急激な変容を被る現代の熱帯雨林においてパラレルかつ創発的に紡がれる彼らの生活世界と、揺らぎや縺れを伴いつつそこに発生する「真実性」について考察する。具体的には、飲食や治癒、家屋の建立など日々の実践における微生物や動植物との間主観的関係性を観察しながら、既製品の流入や貨幣経済の浸透などによる物質文化および社会的関係性(ソーシャビリティ)の変容を具体的に検証し、それでもなお折衝の末に立ち現れ、能動的に形成されるシュアール・ワンピスの主体、そしてその具現化の一つの様態としての「ヴィジョン」の特権的役割について論じる。本講演は、2020年にマンチェスター大学社会人類学部によって受理された発表者の博士論文をベースとし、多自然主義や「人間的なるものを超えた人類学」など、昨今の人類学における世界的潮流を網羅的に吸収しながらも、感覚民族誌やマテリアリティといった理論的支柱を付け加えることで、現代のアマゾン熱帯雨林における先住民世界への新たな視座を生み出すことを目指す。

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