特別公開『東大植物学と植物画——牧野富太郎と山田壽雄vol.3』

基本情報
区分 | 展示 |
---|---|
対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2021年6月8日 — 2021年9月26日 |
開催場所 | その他学内・学外 |
会場 | インターメディアテク [COLONNADE 3] 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE2・3F アクセス:JR東京駅丸の内南口徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結、千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分 時 間:11時-18時(金・土は20時まで開館) *時間は変更する場合があります 休館日:月曜日(月曜日祝日の場合は翌日休館)、年末年始、その他館が定める日 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、以下の来館者へのお願いを事前にご確認の上、ご来館いただきますようお願いいたします。 [1] 入館の際はマスクの着用、咳エチケット、手洗いや手指消毒にご協力ください。 [2] 入館時に検温を実施させていただきます。37.5度以上の発熱が確認された場合、ご入館をお断りさせていただきます。 [3] 過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域への訪問歴がある方は、ご来館をお控えください。 [4] 館内では他の来館者との距離をできるだけ2m取るように心がけてください。 [5] 館内ではお静かにご鑑賞いただくようお願いいたします。 [6] 展示物及び展示ケース、使用を中止している機器や壁にはお手を触れないようお願いいたします。 [7] 館内の混雑状況により、入館規制を行う場合があります。 [8] 10名以上での団体・グループでの入館はご遠慮いただきますようお願いいたします。 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 事前申込不要 |
お問い合わせ先 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
東京大学総合研究博物館所蔵の「山田壽雄植物写生図」の中から、特別展示『蘭花百姿――東京大学植物画コレクションより』(2021年6月19日−9月26日)の開催に合わせて、ラン科植物を含む単子葉植物44点の着色画を展示更新して公開いたします。植物学者・牧野富太郎と植物画家・山田壽雄の協働から生まれた本写生図は、東大植物学とその発展を支えた植物画制作の歩みを示す貴重な新出資料です。
主催:東京大学総合研究博物館
【「山田壽雄植物写生図」について】
「山田壽雄植物写生図」は、2017年冬に東京大学総合研究博物館のバックヤードから発見されました。制作者の山田壽雄(1882-1941年)は、明治の終わりから昭和初期にかけて活躍した植物画家で、植物学者・牧野富太郎 (1862-1957年)による著名な『牧野日本植物図鑑』(1940年 北隆館)の図を分担作画した人物です。着色図367枚、単色図167枚の計534枚を数える本植物写生図の多くには、作画した年月日とともに、描かれた植物を入手した経緯が背面に書かれています。それらの記載から、1909年から1937年にかけて制作されたものであることが確認できるほか、しばしば山田が牧野に同行して植物を入手したり、小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)で牧野が採集した植物をもらい受けていたりしたことがわかります。
本写生図の多くは『牧野日本植物図鑑』や、牧野の他の著作『図説 普通植物検索表』(1950年)あるいは『原色 日本高山植物図鑑』(1953年)の図と構図が酷似しており、それらの原図を作成する際の下図あるいは参考図として用いられたものと考えられます。したがって、山田による本植物写生図は、植物を忠実に描写した優れた植物画であるばかりではなく、『牧野日本植物図鑑』をはじめとする、牧野の著作物の成立過程を明らかにする上で重要な情報をもつ資料としても価値が高いと言えます。
主催:東京大学総合研究博物館
【「山田壽雄植物写生図」について】
「山田壽雄植物写生図」は、2017年冬に東京大学総合研究博物館のバックヤードから発見されました。制作者の山田壽雄(1882-1941年)は、明治の終わりから昭和初期にかけて活躍した植物画家で、植物学者・牧野富太郎 (1862-1957年)による著名な『牧野日本植物図鑑』(1940年 北隆館)の図を分担作画した人物です。着色図367枚、単色図167枚の計534枚を数える本植物写生図の多くには、作画した年月日とともに、描かれた植物を入手した経緯が背面に書かれています。それらの記載から、1909年から1937年にかけて制作されたものであることが確認できるほか、しばしば山田が牧野に同行して植物を入手したり、小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)で牧野が採集した植物をもらい受けていたりしたことがわかります。
本写生図の多くは『牧野日本植物図鑑』や、牧野の他の著作『図説 普通植物検索表』(1950年)あるいは『原色 日本高山植物図鑑』(1953年)の図と構図が酷似しており、それらの原図を作成する際の下図あるいは参考図として用いられたものと考えられます。したがって、山田による本植物写生図は、植物を忠実に描写した優れた植物画であるばかりではなく、『牧野日本植物図鑑』をはじめとする、牧野の著作物の成立過程を明らかにする上で重要な情報をもつ資料としても価値が高いと言えます。