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フランスの数学研究:学術的卓越性の典型的なモデルか、非典型的なモデルか?

掲載日:2021年9月30日

イベント基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 留学生 / 企業 / 大学生 / 教職員
開催日 2021年10月13日 17時 — 18時30分
開催場所 オンライン
会場 Zoom ウェビナー
参加費 無料
申込方法 要事前申込
こちらからご登録ください
https://zoom.com.cn/webinar/register/WN_ISbla_spSbm3PhWUP1a1_w
申込受付期間 2021年9月30日 — 2021年10月13日
お問い合わせ先 tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp

要旨

数学研究におけるフランスの卓越性は古くから認められている。この傑出した地位は、訓練や人材発掘のための選抜試験等のいくつかの伝統的な要因によるものだと説明されている。しかし、その効果は他の科学分野におけるよりも早熟で累積的なものである。
経験科学とは一線を画すこの個人主義的な学問において、推論と問題を解くことによって育まれてきた楽しみながら競争して挑戦するという文化には、組織的な面での特徴もある。職を得るための競争はより開かれていて内と外を区別しない。当初は純粋な研究職につくことに利点があるが、だからといって優秀な数学者が皆教育を避けるというわけではない。
このような特徴はシステムとして確立しているが、それが特に数の少ない女性のキャリアに不利に働く原動力となっているのではないだろうか。私の分析は、これまでに他に類を見ない膨大なキャリアと出版物のデータに基づいて行われる。

講師プロフィール

講演者:

Pierre-Michel Menger
Pierre-Michel Menger教授は、パリにあるフランス高等師範学校で、哲学と社会学を学んだ後、1980年にフランス国立社会科学高等研究院で博士号を取得した。フランス国立科学研究センターの上級研究員を経て、コレージュ・ド・フランスに移り、そこで2013年より「クリエイティブワークの社会学」講座を担当している。また、2010年よりアカデミア・ユーロぺア会員であり、フランス国立社会科学高等研究院で教授(研究部長)も務めている。現在の主な研究分野は、研究や高等教育における能力・キャリア・階層のグローバル競争、および能力主義とそれに対する不満である。

Pierre-Michel Menger教授は、著者および共著者としてこれまでに16冊の本を出版しており、各種学術雑誌(Revue française de Sociologie, Sociologie du travail, L’Année Sociologique, Annales, Annual Review of Sociology, Poetics, Revue française d’économie, Revue Economique)への投稿も多数ある。現在はRevue Economique とRevue française de gestion誌の編集委員も務めている。教授の『Economics of creativityクリエイティビティの経済学』は、2014年にハーバード大学プレスから出版された。
 
コメンテーター:

Ralph Willox
東京大学大学院数理科学研究科教授
専門分野:応用数理・数理物理

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