東京カレッジ講演会:出版記念「複雑な絡まり合いーフィリピン研究」
基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 大学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2023年7月20日 16時 — 17時30分 |
開催場所 | オンライン |
会場 | Zoomウェビナー |
参加費 |
無料
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申込方法 | 要事前申込
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_poatW7SFQS2dfEnYRLautg#/registration |
申込受付期間 | 2023年6月28日 — 2023年7月20日 |
お問い合わせ先 | tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp |
要旨
地域研究は、常に論争が絶えない分野です。植民地時代にさかのぼるその起源や、研究者の立場性、研究の方向性について、時折激しい論争が起こります。アテネオ・デ・マニラ大学出版会から刊行されたPlural Entanglements: Philippine Studiesの出版を記念した本イベントでは、編者であり人類学者のDada DOCOT博士が、地域研究に関して長く続いてきたこれらの議論を紹介し、この新しい編著書を特徴づける学術的寛容性、多元性、多様性の倫理的側面について報告します。また、Grace BARRETTO-TESORO博士が、時系列を再構築する際に先住民の視点を導入して論じた画期的な論文を紹介します。これはこの本の核心ともいうべき章で、アジア研究において脱植民地主義的なアプローチを進めうる可能性を秘めています。
登壇者プロフィール
講演:
Dada DOCOT(東京大学東京カレッジ ポストドクトラル・フェロー)
ビコラノ(フィリピンの先住民族グループの一つ)の人類学者で、自らの故郷とフィリピン人のディアスポラについて研究している。
Grace BARRETTO-TESORO(フィリピン大学考古学 ディレクター)
現在、フィリピン大学考古学研究プログラムのディレクターを務める。2007年、ケンブリッジ大学博士号取得(考古学)。
コメント:
佐藤仁(東京大学 東洋文化研究所 教授)