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第45回オープンセミナー 森鷗外翻訳詩の変遷:『於母影』から『沙羅の木』へ

掲載日:2021年10月5日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 高校生 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2021年10月29日 17時30分 — 19時30分
開催場所 オンライン
参加費 無料
申込方法 要事前申込
こちらのページよりお申し込み下さい。https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/open-seminar/2021/45-morioogai-poetry-translation/
申込受付期間 2021年10月5日 — 2021年10月27日
お問い合わせ先 東京大学ヒューマニティーズセンター事務局 humanitiescenter.utokyo@gmail.com
 HMCではフェローの先生方を中心に定期的にオープンセミナーを行い、研究成果を発信しております。
 
 今回のセミナー特別回では、東京大学附属図書館館長の坂井修一先生がご登壇になります。坂井修一先生は情報理工学者でありながら、歌人としても長年活躍し、数多くの歌集・歌書を出されており、まさに文理両道の研究者でいらっしゃいます。様々な顔をお持ちで、時代を超えて森鷗外に共鳴されることが少なからずあるのかもしれません。鷗外と同様に激動の時代を生きる歌人である先生が、ご自身の経験も踏まえ、鴎鷗外の翻訳詩の変遷と時代の移り変わりについて考察されます。
 コメンテーターの大塚美保先生は森鷗外研究の専門家で、著書の『鷗外を読み拓く』では、鷗外テキストの読みの可能性と、読むための方法を「拓く」ことが模索されています。坂井先生との対談では、鷗外の翻訳詩を読む新境地を拓くことが期待されます。
 
報告者:坂井修一(東京大学大学院情報理工学系研究科教授、附属図書館長、歌人)
コメンテーター:大塚 美保(聖心女子大学現代教養学部教授)
 
【概要】
 軍医、小説家、評論家、詩歌人とさまざまな顔をもち、「テエベス百門の大都」と讃えられる近代人・森鷗外は、詩の翻訳家としても一流の仕事を残しました。ここでは、鷗外初期の翻訳詩集『於母影』から「ミニヨンの歌」(ゲーテ)、大正初期の詩歌集『沙羅の木』から「神のへど」(クラブント)をあげ、原詩と翻訳の比較対照をしながら、詩の主題、訳し方など、明治中盤と大正初期で何が違うのか、それは、鷗外自身や日本社会・文壇(詩壇)の変化とどのように関わるのか、などお話してみたいと考えています。
 といっても、私自身は近代文学の研究のプロではありません。本セミナーにおいても、一人の創作家(歌人)の立場からの発信になります。そこで、「ディスカッサント」として当該分野の研究で著名な大塚美保先生(聖心女子大学教授)をお招きし、私の拙い講演の後で、ご意見・感想などいただくとともに、対談を行いながら、理解を深めたい、広げたいと考えています。
 
参考書
坂井修一『森鷗外の百首』ふらんす堂、2021年8月
https://furansudo.ocnk.net/product/2791
大塚美保『鷗外を読み拓く』朝文社、2002年8月
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784886951632
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