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中国「第三世界論」の思想的体質:1974年鄧小平の国連総会演説を手がかりとして

掲載日:2022年3月22日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 高校生 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2022年4月9日 15時 — 18時
開催場所 オンライン
参加費 無料
申込方法 要事前申込
こちらのページよりお申し込みください。
https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/open-seminar/2022/61-third-world-china/
申込受付期間 2022年3月22日 — 2022年4月7日
お問い合わせ先 東京大学ヒューマニティーズセンター humanitiescenter.utokyo*gmail.com(*を@に置き換えてください)
東京大学ヒューマニティーズセンター(HMC)では定期的にオープンセミナーを行い、HMCフェローの先生方の研究成果を発信しております。今回は61回目のオープンセミナーとなります。

報告は中国語で行われますが、日本語の同時通訳が付きます。ご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。

タイトル:中国「第三世界論」の思想的体質:1974年鄧小平の国連総会演説を手がかりとして(中国“第三世界论”的思想体质——以1974年邓小平联合国大会的讲话为聚焦分析线索)
報告者:賀 照田(中国社会科学院文学研究所 研究員)
コメンテーター:村田 雄二郎(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科 教授)
司会:鈴木 将久(東京大学人文社会系研究科 教授)
使用言語:中国語(日本語同時通訳あり)
主催:東京大学ヒューマニティーズセンター

概要
 今回のセミナーでは、中国の第三世界論の代表的な文献である1974年鄧小平の国連総会演説を分析したい。
 中国の自己感覚と世界感覚は、伝統の延長線上にあり、いまだ十分な反省がなされていない。それは、かつて中国で圧倒的な地位を占めたインターナショナリズム、第三世界論などの観念が、中国で根づかないことの根本的な原因であり、また中華人民共和国において、建国以来70年を経ても、あるときは過度に外界に依拠して外界を基準とし、あるときは過度に自己を肯定して外界を無視するような、人を困惑させる歴史現象がくり返し現れる原因でもある。そこで今回のセミナーでは、現代の世界において、いかなる自己感覚と世界感覚の意識を持ち、そのための努力をすることが、中国で自己と世界に対して有益な自己感覚と世界感覚を構築することに有益かという問題を考えてみたい。
 今回のセミナーで、報告者の賀照田氏は、長いあいだ考えてきたこの問題を、はじめて正面から論じる。中国、および中国と世界の関係に関心のある皆さまの参加をお待ちしている。
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