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HMCオープンセミナー「大江健三郎のアルバイト小説を読む」

掲載日:2024年7月22日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 高校生 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2024年8月8日 17時 — 18時30分
開催場所 本郷地区,ハイブリッド
会場 学内関係者は、対面参加が可能です(申し込みは不要です)。直接会場(法文1号館115教室)へお越しください。
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html
オンライン(Zoom)でも並行して配信致します。
参加費 無料
申込方法 要事前申込
申し込み方法の詳細は、以下のリンクからご確認ください。
https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/open-seminar/2024/117-kenzaburo-oe-manuscripts/
申込受付期間 2024年7月19日 — 2024年8月8日
お問い合わせ先 東京大学ヒューマニティーズセンター hmc-info*l.u-tokyo.ac.jp(*を@に置き換えてください)

東京大学ヒューマニティーズセンター第117回オープンセミナーを、以下の通り開催致します。
ご関心ある皆様のご参加をお待ちしております。

登壇者 菊間 晴子 東京大学 大江健三郎初期小説の特徴
高橋 由貴 福島大学 大江健三郎のアルバイト小説を読む
主催 東京大学ヒューマニティーズセンター

報告概要

2023年9月、東京大学文学部内に大江健三郎文庫が開設されました。同文庫には、森昭夫氏が寄贈した数多くの書籍資料のほか、作家大江健三郎(1935-2023)が東大文学部に寄託した数多くの自筆原稿等の資料も所蔵されています。HMC協働研究「大江健三郎氏寄託資料に関する基礎的研究」(https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/collaborative-research/kenzaburo-oe/)では、同文庫に所蔵されている資料の整備を進めてきましたが、並行して、大江文学に関する連続オープンセミナーを開催することになりました。

第二回となる今回は、大江健三郎を中心とする戦後日本文学の研究者としてご活躍されている高橋由貴氏(福島大学准教授)をお招きし、大江作品が有する「アルバイト小説」としての側面に着目してご講演いただきます。大学病院で飼育されている犬たちを殺す「アルバイト」に従事する大学生を語り手とした「奇妙な仕事」(1957)を中心に、「死者の奢り」(1957)や「飼育」(1958)といった初期作品や、晩年のテクストにも目配りをしつつ、大江が採用した「アルバイト」という方法的な枠組みの特質、そしてその枠組みを通して描き出されている権力構造のダイナミズムについてお話しいただく予定です。

なお、高橋氏の講演に先立ち、文庫担当の菊間晴子(東京大学)が、大江の初期作品の特徴について、文庫所蔵の自筆原稿にも触れながら報告を行います

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