小木曾 麻里 様 | D&I 応援メッセージ
― UTokyo D&Iキャンペーン2022 ―
ダイバーシティ&インクルージョン(以下「D&I」)推進を通じて、誰もが生き生きと活躍できる魅力あるインクルーシブキャンパスの実現を目指すため、東京大学では3月から「UTokyo D&I キャンペーン2022」を実施しています。本学のD&Iの取り組みにご賛同いただいた方から応援メッセージを頂きましたのでご紹介します。
応援メッセージ
SDGインパクトジャパン 共同代表 小木曾 麻里 様
「ダイバーシティとは、一度知ってしまうとそれ無しでは生きていけない、空気の様な大切なものだ」と中国系アメリカ人の友人に言われたことがあります。今考えると、多様性が認められた社会でこそ、人が自分らしくいられるから、というメッセージだったと思います。
一方でダイバーシティ、そして公正な環境を実現するのは簡単なことではありません。私が以前勤めていた世界銀行では、常に人種やジェンダーのバランスを達成するために大変な努力をしていました。そしてダイバーシティの推進は日本のような単一民族かつ島国ではより大きな努力が必要でしょう。ただダイバーシティのもたらすメリットは、その努力をはるかに上回るものだと私は信じています。
この度東京大学がD&I推進を掲げられたことを大変嬉しく思います。日本におけるダイバーシティの実現のためには、まずはジェンダーダイバーシティの推進が試金石となるのではないでしょうか。東京大学のリーダーシップに心より期待すると共に、多様な知識、経験、会話からどの様な新しい発想やアイデアが東大で生まれてくるのか、とても楽しみにしています。