| 名前 |
税所 真也 / SAISHO Shinya
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| 学位 |
博士(社会学)(東京大学), 修士(社会学)(東京大学), 学士(文学)(東京大学) |
| 職名 |
助教 |
| 自己紹介 |
成年後見の社会化という現象を研究対象とし、家族のケア責任を、誰がどう引き受けるかを社会学の立場から論じ、以下の知見を導いた。[1]法的判断能力の不十分な高齢者・障害者への支援を専門職や第三者の後見人が担うことで、ケアを家族(とくに女性)から切り離す脱家族化が志向されているようで、実際は新たに余計な家族負担が増大したこと。[2]高齢者・障害者の生活基盤が、依然として家族の意向に強く影響され、日常的にケアを担う現場の知識が軽視され、法的権限を持つ専門職がケアの方向性の決定権をもつこと。[3]成年後見が社会化されるなかで、なお、家族内のケア担い手となる女性が、暗黙のうちに制度の基盤を支えていること。 |
| 所属 |
大学院人文社会系研究科
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| 所属サイトURL |
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/ |
| 研究紹介 |
成年後見の社会化という現象を研究対象とし、家族のケア責任を、誰がどう引き受けるかを社会学の立場から論じ、以下の知見を導いた。[1]法的判断能力の不十分な高齢者・障害者への支援を専門職や第三者後見人が担うことで、ケアを家族(とくに女性)から切り離す脱家族化が志向されているようで、実際は新たに余計な家族負担が増大したこと。[2]高齢者・障害者の生活基盤が、依然として家族の意向に強く影響され、日常的にケアを担う現場の知識が軽視され、法的権限を持つ専門職がケアの方向性の決定権をもつこと。[3]成年後見が社会化されるなかで、なお、家族内のケア担い手となる女性が、暗黙のうちに制度の基盤を支えていること。 |
| 専門分野 |
家族社会学 家族関係学 家政学 ジェンダー |
| 研究テーマ |
家族 消費生活協同組合 ワーカーズ・コレクティブ ジェンダー |
| 実績等URL |
https://www.u-tokyo.ac.jp/biblioplaza/ja/G_00073.html |