東大先端研／アリゾナ州立大学AIRE 太陽光エネルギー技術に関する連携協定締結記者発表

東大先端研／アリゾナ州立大学AIRE
太陽光エネルギー技術に関する連携協定締結

今般、東京大学先端科学技術研究センター（所長：宮野健次郎）とアリゾナ州立大学再生可能エネルギー研究所（AIRE　(Arizona Initiative on Renewable Energy)、Director: Prof. Stephen Goodnick）は、太陽光エネルギー技術分野における研究・教育関連の取組を協同して強化推進していくための連携協定を締結いたしました。
 
3年間の連携協定における協同内容は以下の通り：
 

• 共同研究プロジェクトの実施
• 教育に関する情報交換・協力
• セミナーやシンポジウムの開催
• 教職員、研究スタッフ、学生の交換派遣等の人材交流

○概要

本連携協定ではまず、太陽光の全波長領域を最大限に吸収利用することを目的に、化合物半導体材料を用いた高効率多接合型太陽電池の研究開発に取り組みます。
 
このタイプの太陽電池は、いわゆる高集光型太陽光発電技術としての応用が期待されています。これは、例えば1000倍集光下で発電によって必要な半導体の量を大幅に削減でき、発電コストの削減につながります。
 
さらに将来的には、中間バンド型による超高効率太陽電池に関する共同研究も視野に入れています。
 
「再生可能エネルギーに関する全米有数の研究拠点とパートナーシップ契約を締結できたことは、われわれがSolarQuest^※の研究を推進する上で大きなインパクトとなります。今後は緊密な日米連携のもと、両国政府とも協調しながら、エネルギー・環境に関する人類共通の課題にソリューションを与えていきたいと考えています」（Solar Quest プロジェクトリーダー・中野義昭教授）
^※SolarQuest（エネルギー・環境技術国際研究拠点）

http://solarquest.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/


お問い合せ：
東京大学先端科学技術研究センター
経営戦略企画室国際連携担当 竹原 徹雄