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2018年ノーベル平和賞 デニ・ムクウェゲ医師来日講演会 東京大学伊藤国際学術研究センター会議「平和・正義の実現と女性の人権」開催のお知らせ 記者発表

掲載日:2019年8月22日

 このたび東京大学未来ビジョン研究センターでは、下記概要にて講演会を開催いたします。
 

◇日時:令和元年10月4日(金) 12時30分~15時(11時30分受付開始)
◇場所:東京大学 本郷キャンパス 伊藤謝恩ホール(文京区本郷7‐3‐1)
◇使用言語:日本語、英語、フランス語(同時通訳付)
◇対象:どなたでもご参加できます(事前の参加登録が必要です)
※講演会への参加登録開始は、9月10日(火)10時を予定しています。
◇定員:400名(先着順)
◇参加費:無料

◇講演者:デニ・ムクウェゲ(Denis Mukwege)医師
 1999年にコンゴ民主共和国(以下、コンゴ)東部のブカブにパンジ病院を設立し、5万人以上の性暴力被害者の治療に尽力してきた婦人科医師。コンゴ東部における紛争と性暴力の関係を世界各地で訴え、2018年にナディア・ムラド氏とともにノーベル平和賞を受賞しました。

◇概要:
 コンゴでは1996年以降紛争が続き、累計で600万人の犠牲者が出てきました。特にコンゴ東部では、豊富な鉱物資源を資金源として100組織を超える武装勢力が闘争を続け、住民に対する人権侵害を行っています。その人権侵害の一環として、組織的な性暴力が行われています。持続可能な開発目標(SDGs)では、第5目標に「ジェンダー平等」、第10目標に「人や国の不平等をなくそう」、第16目標に「平和と公正をすべての人に」を掲げていますが、コンゴはこれらの目標から最も遠い国です。今回の講演会では、コンゴの問題解決に取り組むムクウェゲ医師から、コンゴ東部における紛争下の性暴力の実態を聞くと同時に、紛争研究に取り組む研究機関や紛争解決に尽力する援助機関などの関係者と議論する機会を設けることで、紛争下の性暴力が発生する構造的要因を理解し、社会的弱者の人権が擁護される条件としての平和と正義の実現方法を議論します。

※講演会の詳細は、以下のウェブサイトよりご参照いただけます。
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/event/

◇主催: 東京大学未来ビジョン研究センターSDGs研究部門
科研基盤A「気候変動と水資源をめぐる国際政治のネクサス-安全保障とSDGsの視角から」

◇共催: コンゴの性暴力と紛争を考える会(ASVCC)
科研基盤B「紛争下の資源採掘と人権侵害―コンゴの紛争鉱物取引規制がもたらすメカニズム変化」

◇協力: 三菱財団、高木仁三郎市民科学基金
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