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令和元年度「東京大学稷門賞」授賞式が挙行される

掲載日:2019年10月21日

実施日: 2019年10月8日

令和元年度「東京大学稷門賞」の受賞者が、岐阜県飛驒市 飛驒市長 都竹 淳也様、公益財団法人 日本財団様に決定し、授賞式が10月8日(火)17時30分から伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールにおいて挙行されました。

本表彰は、私財の寄附、ボランティア活動及び援助等により、本学の活動の発展に大きく貢献した個人、法人又は団体(現に在籍する本学の教職員及び学生は原則として対象外)に対し授与するもので、平成14年度より毎年度行っています。

授賞式では、選考結果の報告、各受賞代表者への表彰状の贈呈があり、その後、総長の挨拶、受賞者からの挨拶が行われました。また、授賞式に引き続き、レセプションが行われ、受賞者及び受賞関係者と本学関係者との懇談が和やかな雰囲気の中で行われました。

なお、受賞者の授賞理由は以下のとおりです。

◎ 受賞者
 1 岐阜県飛驒市 飛驒市長 都竹 淳也 様
  授賞理由:岐阜県飛驒市は、平成29年1月に宇宙線研究所との間で学術研究の発展、人材の育成及び地域社会の活性化に寄与することを目的として「岐阜県飛驒市と東京大学宇宙線研究所との連携協力に関する協定書」を締結し、平成29年8月より、飛驒市のふるさと納税のメニューに「宇宙線研究所との連携推進事業」を追加した。これに対し、平成29年、平成30年の2年間で計1億1千万円の寄附があったことから、本学ではこの寄附額の3割相当の額(3,210万円)を東京大学基金「宇宙線研究所若手支援基金」に寄附として受け入れ、若手研究者が安定的に研究できる体制の整備に使用した。また、岐阜県飛驒市は、ふるさと納税により得られた資金等により、スーパーカミオカンデなどの世界先端の宇宙物理学研究を紹介する展示施設「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」を建設、平成31年3月にオープンした。さらに、大型低温重力波望遠鏡KAGRAやスーパーカミオカンデの一般公開、講演会等を宇宙線研究所と共同主催するなど、本学の社会的プレゼンスの一層の向上に資するアウトリーチ活動も積極的に行っている。これらの支援は、地域連携の新たな形を生みだした先駆的な成功例となっており、本学にとって顕著な功績であると認められるので、採択することとなった。

 2 公益財団法人 日本財団 様
  授賞理由:公益財団法人日本財団は、海洋アライアンスの教育研究活動に対して、平成20年度から11年間の長期にわたり支援を行い、その結果、横断型教育プログラム「海洋学際教育プログラム」の運営が滞りなく実施でき、特に「海外インターンシップによる国際的な海事人材の育成」教育プログラムでは、国連食糧農業機関(FAO)、国際連合工業開発機関(UNIDO)、国際原子力機関(IAEA)などの国際機関に海外インターンシップとして大学院生、計31名を派遣し、本学生の国際総合力の向上に寄与してきた。文理融合の海洋教育や国際的な海事人材の育成など、海洋教育研究への長期にわたる支援は、本学及び本学学生の国際化に大きく貢献するものであり、顕著な功績があったと認められるので、採択することとなった。



岐阜県飛驒市 飛驒市長 都竹 淳也 様


公益財団法人 日本財団 様


授賞式の様子

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