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サウジアラビア プリンセス・ヌーラ大学と包括的交流協定を締結

掲載日:2022年4月8日

2022年3月9日に東京大学 総括プロジェクト機構「Mohammed bin Salman Center for Future Science and Technology for Saudi-Japan Vision 2030 at the University of Tokyo」総括寄付講座と、プリンセス・ヌーラ大学工学部は、両大学によるサウジアラビアにおけるグリーン水素の製造と水素モビリティの可能性を示す共同研究開発プロジェクトを推進するため、包括的な交流協定を締結しました。
本交流協定のもとに推進されるプリンセス・ヌーラ大学におけるグリーン水素製造及び燃料電池車による水素モビリティの実証試験は、同国の豊富な太陽エネルギー資源によるグリーン水素の製造及び利活用の可能性を示すもので、サウジアラビア初となる超高効率集光型太陽電池と水電解装置付きの水素ステーション(一般的な水素ステーションを含めても2例目)の導入が予定されています。
この共同研究開発プロジェクトは、石油産業に代わるサウジアラビアの基幹産業として、長距離輸送が可能なグリーン水素製造への道筋を開くプロジェクトです。また、サウジアラビアでは2018年に女性の運転免許取得が解禁され、本郷キャンパスの30倍という広大な敷地を持つプリンセス・ヌーラ大学構内には学生のための自動車教習所も設けられているため、これから社会に進出する女子学生にゼロカーボン社会を象徴する燃料電池車とグリーン水素によるパーソナルモビリティの意義を理解してもらうことにより、ゼロカーボン社会に向けたエネルギー転換が促進されることが期待されています。
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